研究室ガイド2016
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研究内容社会との接点研究室の横顔研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ本研究室では、機械を構成する種々の材料の変形・破壊・強化機構に関する研究と、その解析に必要な種々の計測技術の研究を行っています。具体的には、金属、セラミックス等の構造用材料、あるいはそれらにピーニングなどの表面処理を施した材料の変形・破壊機構を検討し、また、それらの研究に用いる実験ツールとしてX線回折、シンクロトロン放射光および中性子線を用いた応力・損傷評価法を開発しています。「機械」の定義のひとつとして「可動する」ことが挙げられます。そして「可動」は機械的負荷や熱負荷、振動などを伴い、その結果、機械を構成する材料の損傷・劣化を招きます。したがって、機械設計をとくに材料の強度に着目して研究することは、機械の体力や寿命を決定すると言う意味を持ち、機械構造物の性能や強度信頼性の向上に寄与し、安全で豊かな社会を築くことに役立ちます。研究室の皆が協力して研究を進めるのが特徴の一つですが、その一方で自主的な研究姿勢を重視しており、これにより各自の問題発見・解決能力の基礎を育成します。学生には国際会議や国内の学会で研究成果を発表するチャンスが与えられ、世界の最先端の研究者らとディスカッションできます。強度設計システム研究室■研究内容■社会との接点■研究室の横顔機械を構成する材料の変形・破壊・強化機構に関する研究と、その解析に必要な種々の計測技術の開発研究マイクロマシンから大型構造物まで、種々の機械の強度信頼性向上に寄与する学会や国際会議での積極的な研究発表を奨励世田谷キャンパス11号館 4階主な就職先・進学先[2015年3月・院生含む]富士重工業、ヤマハ発動機、大和ハウス工業、いすゞ自動車、タンガロイ、国土交通省●高Mη鋼、ステンレス鋼の相応力、相硬度解析●X線回析法による転位密度解析●非晶質合金(金属ガラス)の変形挙動解析●二次元法による残留応力測定法の検証●ショットピーニングされたばねの残留応力測定●応力基準片の開発●残留応力値におよぼす研磨方法の影響http://messrv.mse.tcu.ac.jp/sds/教 授大谷 眞一 ・ 今福 宗行講 師熊谷 正芳学 部 生男子20名・女子2名院 生男子4名・女子1名機械システム工学科32

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