研究室ガイド2016
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研究内容社会との接点研究室の横顔研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマロボティックライフサポート研究室世田谷キャンパス11号館 3階ロボットの運動制御技術を利用して、社会生活の中で人を支援する機械システムを研究開発する機械システムの応用分野であるロボットの研究を通して、システム全体を理解できる技術者を育てる一人一人が自律して活動する自由な環境の中において、ロボットの研究を楽しみ、未解決の課題解決に集中する私たちは、実世界に働きかける機能を持つ知能化システムであるロボットの運動制御技術を研究しています。現在は、人型ロボットの全身協調による力作業の実現、障害者リハビリテーション・スポーツ科学への応用を目的とした人間の姿勢維持動作の解析、人間の姿勢維持動作に基づく人型ロボットの高度なバランス制御、機能単位でモジュール化されたホームロボットの開発、日用品を扱う双腕ロボットの自律的な動作生成と運動制御を主な研究課題としています。またこれらの基本となる動力学と拘束を考慮した多体系の運動制御法や実時間動作生成手法、振動抑制理論を適用した宇宙ロボットシステムの開発にも力を入れ、独自のロボットシステムの実現を目指しています。科学の進歩とともに機械システムは複雑化しており、技術者には、ハードウェアとソフトウェアの両面についての知識を広く持ち、システム全体の構成や挙動を理解して適切に制御することが求められます。ロボットではさらに、動的に変化する実環境に対して、適切な時間内に何をどのように働きかけるのかを常に意識しなければなりません。しかしこれはロボットに限らず、自動車・鉄道・航空機などの乗り物から家電・携帯電話などの生活必需品まで、現在私たちの身の回りにあるシステムすべてに必要な技術であり、ロボットの研究開発はシステム技術の発展に深く貢献しています。私たちの研究室では、自由な環境の中でも規律を忘れずに一人一人が自律し、研究に対する進取の気概、理論と実践を常に意識した研究者として行動することを基本としています。そして、国内講演会・国際会議への参加や、産業技術総合研究所・国内外の大学・企業との共同研究などを通して、たくさんの人と交流し、常に新しい情報に触れることで、日々トップレベルの研究開発に努めています。また、知的活動には心身の鍛錬も不可欠です。多くの行事を通して研究室生活を楽しむことも大切にしています。■研究内容■社会との接点■研究室の横顔●人型ロボットの全身協調による力作業の実現●障害者リハビリテーション・スポーツ科学への応用を目的とした人間の姿勢維持動作の解析●人間の姿勢維持動作に基づく人型ロボットの高度なバランス制御●機能単位でモジュール化されたホームロボットの開発●日用品を扱う双腕ロボットの自律的な動作生成と運動制御●宇宙機・軌道上システムの反動を考慮した運動生成と制御主な就職先・進学先[2015年3月・院生含む]日立製作所、東芝、三菱電機、三菱重工業、三菱プレシジョン、浜松ホトニクス、キヤノン、島津製作所、NTTデータ、伊藤忠テクノソリューションズ、KDDI、ヤフー、NHK、NECエンジニアリング、大日本印刷、日立オートモティブシステムズ、オリエンタルモーター、ミネベア、ダイキン工業 そのほか多数教 授金宮 好和(D.N.ネンチェフ)准 教 授佐藤 大祐学 部 生男子17名院 生男子9名 ・ 女子1名http://www.rls.mse.tcu.ac.jp機械システム工学科37

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