研究室ガイド2016
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研究内容社会との接点研究室の横顔研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマリニアモーターカーは、未来の技術としてこれまで語られてきましたが、十数年後には東京−名古屋、さらに数年後には東京−大阪を結ぶ、大都市間の大量輸送交通機関として、いよいよ建設が始まろうとしている、まさに今、注目の技術です。このリニアモーターカーに使われている中核技術である、リニアモータ、磁気浮上、超電導の研究を行っているのが当グループです。リニアモータ・リニアアクチュエータ、各種磁気浮上・磁気支持システム、超電導バルク応用機器など、関連する多種多様な研究テーマを扱っています。さらに、モータの概念を大きく変える意欲的な提案として、環境・資源問題に配慮したオールアルミモータの研究も行っています。リニアモータや磁気浮上の分野では、国内でも国際的にも昔から有名な研究グループです。広い意味で産業応用機器分野であるため、産業界との連携で行う研究も多く、最先端のモノつくりに触れる機会も多い研究室です。次世代につながる、新しい電磁駆動システムを提案することが、研究グループとしての大きな目標です。学生の自由な発想を、教員の指導を受けながら現実味のあるモノに発展させていくことが、この分野の研究の醍醐味であり、毎週の研究ミーティングで、中身の濃いディスカッションをしながら研究を進めます。教員の指導や学生相互の提案を取り入れつつ、自分で考える力を養い、社会に適応しつつきらりと光るエンジニアを育成します。電気機器研究室 (電磁システムグループ)■研究内容■社会との接点■研究室の横顔リニアモーターカー関連技術、さらに新しいモータの姿を追求して様々な電磁システムを研究電磁システムを幅広い産業機器に応用するため、共同研究などで産業界と緊密に連携学生の自由な発想を、現実味のあるモノに発展させていく世田谷キャンパス10号館 4階主な就職先・進学先[2015年3月・院生含む]富士電機、前田建設工業、アンリツ、イッツ・コミュニケーションズ、かわでん、中村留精密工業、HBA●オールアルミリニア誘導モータの構造と駆動の研究●吸引力を用いた短ストロークリニアアクチュエータ●磁極面積可動型リニアアクチュエータ●3自由度制御する電磁石吸引形磁気浮上系の研究●力・加速度センサを用いた位置センサレス磁気浮上系の検討●EMSと交流電磁石形EDSとを併用した壁面浮上の実現●永久磁石形過電流ブレーキシステムの最適化准 教 授鳥居 粛学 部 生男子8名院 生男子2名電気電子工学科58

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