研究室ガイド2016
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研究内容社会との接点研究室の横顔研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ一般に、有機分子が規則正しく寄り集まった集合体は通常の固体状態(バルク)とは異なる性質を示すことが知られています。特に、薄膜においては分子の向きや配列状態を制御することで新しい機能の発現や従来の膜特性の向上などが期待されます。当研究室ではこのような有機薄膜の作製技術をベースに新しい機能性材料の研究開発を行っています。具体的には、エネルギーおよび環境分野への応用研究として、有機超薄膜を使った金属酸化物薄膜の作製や表面改質、色素増感太陽電池の電極および電解液の改良などに取り組んでいます。本研究室では機能性有機材料や色素増感太陽電池、有害物質を分解除去する光触媒、半導体超薄膜などの研究を行っています。新しい機能をもった材料の開発はエネルギー問題や環境問題の解決に役立ちます。研究にあたって重要なことは、何にでも興味を持つこと、やる気があること、失敗を恐れずに挑戦することです。このため、研究室では自由度の高い環境を重視しており、みんなで楽しみながら日々切磋琢磨しています。また、社会的価値の高い人材育成のため、研究室ゼミ活動にも力を入れています。エネルギー機能物質化学研究室 (機能性薄膜)■研究内容■社会との接点■研究室の横顔有機分子の薄膜形成技術を応用した、新しい機能性材料の調製法を研究新しい機能性材料創製法の提案により、エネルギー有効利用に貢献研究者としての基礎力を養成し、社会に出てから活躍できる人材の育成を目指しています。積極的で個性的な人を歓迎!世田谷キャンパス6号館 1階主な就職先・進学先[2015年3月・院生含む]東光高岳、タツノ、山九、日本特殊塗料、日立産業制御ソリューションズ、中学校教諭(横浜市・理科)教 授髙橋 政志学 部 生男子6名 ・ 女子2名院 生男子2名 ・ 女子1名●有機分子組織体テンプレートによる ナノ形態制御複合酸化チタン材料調製法に関する研究●フィルム型色素増感太陽電池の作用極特性に関する研究●LB法を用いたナノ微粒子膜の作製とその光触媒作用に関する研究●自己組織化膜を下地に用いたコーティングプロセスの開発●高分子膜表面の改質に関する研究●新しい乳化法を用いたエマルションの安定性に関する研究エネルギー化学科64

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