研究室ガイド2016
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研究内容社会との接点研究室の横顔研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ建築計画研究の枠組みとして、「住まいと町づくり」「町づくり計画論」「町づくりの仕組み」という3つの柱を立てています。「住まいと町づくり」では、近隣交流、防犯上の観点から住まいとまちとの程よい関係を、「町づくり計画論」では、田園都市論、近隣住区論、コンパクトシティ論など国内外の計画思潮、事例を題材としてまちづくりを支える考え方を考究します。また、「町づくりの仕組み」では、自治体が取り組んでいる様々なまちづくりの制度や活動の効果をケーススタディを通じて検証します。これら3つの柱は相互に無関係ではなく、そこに共通しているのは、町に住まう多様な人々が、今現在、住まいや町でどのような問題を抱えているのか、また、将来、どのような住まいや町で、どのように生活したいのか、という現実と将来像を見据え、なおかつ、歴史的な位置づけを見失わずに、住まいと町のあり方を考えていく視点です。現在は、安全で快適な家づくり、町づくり、すなわち防災や景観を含めた都市整備が求められている時代です。その際、そこで暮らす人々に歴史のある町の“物語”を伝えていくことも、建築・都市計画分野の大きな役割だと考えます。本研究室では、そうした文化的なことも含め、生活そのものを楽しめる町づくりを提案しています。まちづくりコンペをはじめ、地元自治体のまちづくりに積極的に参画しています。上記の研究テーマについて、原則として大学院生を中心とする研究グループを構成し、グループ単位に研究を行います。随時開かれるグループゼミと定期的に開かれる研究室ゼミを中心に、テーマ・方法・結果の妥当性を検討しながら進めていきます。天野研究室■研究内容■社会との接点■研究室の横顔住まいのあり方、都市のあり方を追究生活そのものを楽しめる町づくりを提案学生主体の研究活動世田谷キャンパス4号館 3階主な就職先・進学先[2015年3月・院生含む]清水建設、大成建設、大林組、東日本旅客鉄道、大和ハウス、パナホーム、都市再生機構、旭化成ホームズ、JFEコンフォーム、セキスイハイム、ナイス、ジオ・アカマツ、世田谷区役所、長野市役所、北海道大学大学院、本学大学院進学教 授天野 克也学 部 生男子5名 ・ 女子3名院 生男子4名 ●住まいの開放性と防犯性に関する研究●多摩田園都市の開発計画の系譜と都市特性に関する研究●多摩田園都市における町づくり活動に関する研究●ソーシャブル・シティからみたコミュニティ空間像に関する研究●パーミアビリティからみた住宅地空間評価に関する研究●歴史的町並みを活かしたまちづくりに関する研究●低層住宅地における風致地区制度の効果に関する研究●駅型保育園の施設環境に関する研究●こども園の施設環境に関する研究建築学科76

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