研究室ガイド2018
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152153音楽教育学・子ども文化論研究室児童文化・保育学研究室人間科学部 児童学科人間科学部 児童学科 主な卒業研究テーマ 主な卒業研究テーマ 主な就職先・進学先 主な就職先・進学先●子どもはダンスの「振り」をどのように覚えるか ─振り落とし過程に働く「からだ的思考」─●マーチングとは何か ─近代的身体育成手段としての「鼓笛隊」とまなざしの変容─●ヒット曲の構造 ─日本人の心を掴む音の「蓄積」─●ブックスタート運動の普及と現状●オーストラリアQLDにおける保育制度 ─保護者支援の観点から─●父親向け育児雑誌からみる子育てにおける関心の傾向と変化●tupera tupera作品の「衝撃の連続性」 ─表現構造、読者、読み聞かせの実態の3視点から─◆保育所 ◆幼稚園 ◆公務員 ◆一般企業(アパレル関係)◆世田谷区・西東京市・町田市・横浜市公立保育士 ◆世界文化社(出版業) ◆三菱UFJ銀行(金融業) ◆セブン&アイ・ホールディングス(サービス業)就学前教育施設における音楽活動として、楽器によるアンサンブルがありますが、そこで主に使われる楽器類です。フィールドワークとして東京おもちゃ美術館に行きました。木育についての講話や世界のおもちゃ、むかし遊びなどを体験しました。[教授]岩田 遵子[教授]内藤 知美担当教員担当教員等々力キャンパス 3号館2階等々力キャンパス 3号館2階研究室の場所研究室の場所男子1名/女子13名男子4名/女子13名学部生学部生主に次の二つの研究を行っています。①手遊び、わらべうた遊び、楽器遊び、合奏曲等の音楽的文化財の構造分析を行い、それらを保育・教育実践に教材として用いることの意義と望ましい実践方法の探求。②保育施設における子どもの遊びを育てるために必要な保育者のふるまいについてのアクションリサーチ。保育のグローバル化・多文化共生・子どもの権利など、子どもを取り巻く文化・保育・子育て環境の現状と課題について研究しています。特に、幼稚園や保育所や子ども関連施設等のフィールドワークや国際比較の視点を核にして、子どもがよりよく成長するための人的・物的環境について考えていきます。また絵本・紙芝居などの児童文化財と子どもの成長の関係性を研究しています。これらの成果を広く保育現場や社会に発信していくことが最終的な目標です。子どもに関わる音楽活動や文化財についての研究実践的・国際的視点で子ども文化・保育を研究します子どもを取り巻く文化・保育・子育て環境が急激に変化する中で、子どもが豊かな成長を遂げるためにどのようなActionができるのかを考え、実践していきます。子育てのための「広場」を通じた親子の支援など、社会の中に、子育ての「場」を創造していきます。子どもたちが幸福に生きる社会は、大人もまた幸福に生きることができる社会です主に次の点で、保育者の実践力を高めることに貢献します。①わらべうたや手遊びなどをどのように実践したらよいか、その方法についての具体的な提案を行う。②施設保育における子どもの集団性を高め、一人ひとりを見取るための保育者の動き方についての提案を行う。保育者の実践力を高めることに貢献する社会との関わり社会との関わり研究内容研究内容子どもを核として、ゆるやかに多様な人々がつながる幼児教育・保育を目指します子どもの遊び、児童文化財、子育て文化の研究を通じて、多様な文化を認め、さまざまな世代が交流できる幼児教育・保育の実現を目指します。自然に最も近い形で生きる子どもを核にして社会を考えることで、「不寛容社会」からの脱却を目指します。目指す未来人と人の共同性や連帯性の復権音楽活動は、人と人が息や間を合わせ、リズムや響きを合わせることであり、共同性や連帯性と深く繋がっています。人と人の関わりが希薄になっている現代社会において、教育施設内における身体論的なレベルでの関係性を、取り戻すことを目指しています。目指す未来児童学科102

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