研究室ガイド2018
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158159子どもの運動・身体表現研究室臨床心理学研究室 人間科学部 児童学科人間科学部 児童学科 主な卒業研究テーマ 主な卒業研究テーマ 主な就職先・進学先 主な就職先・進学先●子どもの主体的な身体表現活動の援助と方法●身体表現活動のアウトリーチ●運動遊びの指導と援助●障害児のコミュニケーションと対人関係 ─愛着形成の視点から─●自己肯定感を育む上での表現活動の意義 ─特別支援学校におけるよさこい祭り参加の取り組み─●大学生が持つ子どもの印象 ─子どもとの関わりと援助行動─◆公務員(世田谷区ほか) ◆学校法人五島育英会東京都市大学二子幼稚園 ◆社会福祉法人東京都社会福祉事業団 ◆三井住友銀行(金融) ◆ワコール(アパレル) ◆日企(テレビ番組制作)◆杉並区役所(公立保育所) ◆神奈川県庁(福祉職) ◆日本大学認定こども園(認定こども園) ◆新山下二丁目保育所(私立保育所) ◆つるま幼稚園(私立幼稚園) ◆同愛会(福祉施設) ◆マルカ(玩具企画販売)毎年、学園祭では「思わず踊り出したくなる場の設定」をテーマに、大人も子どもも楽しめる企画を発表しています。乳幼児期の発達をチェックするテストの開発を行いました。授業でもこれらのテストを使って子ども理解について勉強します。[准教授]髙橋 うらら[准教授]紺野 道子担当教員担当教員等々力キャンパス 2号館2階等々力キャンパス 3号館2階研究室の場所研究室の場所男子3名/女子15名男子1名/女子13名学部生学部生子どもの豊かな感性や創造性を育むために、「身体」に着目し、運動や身体表現活動の指導・援助について研究しています。具体的には子どもが自発的に運動や身体表現活動に取り組めるような場の設定や言葉かけなどを中心に活動プログラムの検討や教材研究をすすめています。そのため、子どもだけでなく子どもを取り巻く大人も研究対象となります。研究室の学生は基礎的な文献の講読と討議を行い、各自でテーマを設定し研究をすすめます。子ども一人ひとりの発達を大切に考え、発達を縦断的かつ長期的な視点で「人間の発達」としてとらえる研究を行っています。主に、発達に偏りを持つ子どもに、より適切な支援を行うことを目的として、LD(学習障害)、AD/HD(注意欠如/多動性障害)、ASD(自閉症スペクトラム障害)などの発達障害の発達経過や認知能力の特性、個別治療教育について研究を行っています。子どもの運動や身体表現活動における課題と方法子どもの特性を理解し、個に応じた教育を考える「既成のお遊戯や体操だけでなく、もっと自由で創造的な身体表現活動に取り組みたい。」このような現場の声に耳を傾け、共に教材研究をし、親子ふれあい遊びや教員向けワークショップ等を提案しています。学生はこの活動を通して体験的に学びます。発達臨床心理の立場から、子どもの発達過程で生じる問題への対応と予防的アプローチに取り組んでいます。また、幼児教育・保育の現場で起こりうるさまざまな問題を、冷静にとらえ、柔軟に対応できる人材の育成を行っています。共につくる身体表現ワークショップの提案保育、教育現場で起こりうる発達の問題に対応する社会との関わり社会との関わり研究内容研究内容自由に主体的に個々の身体表現を認め合えるように子どもたちが自分の生活の場で適応的に過ごせる支援人が生きることは表現し続けること。身体はその最も身近な表現媒体です。難しい振りをみんな揃って踊ることが身体で表現することではありません。もっと自由に創造的に、個々が主体的に身体で表現することが当たり前になるように、子どもに関わる大人(保育者)の役割は重要です。個々の子どもの発達特性を理解し、その子どもに適した教育を行っていくことは、発達障害だけではなくすべての子どもにとっても必要な視点だと考えています。子どもたちが自分たちの生活の場で適応的に過ごすことができるよう、直接的、間接的な支援を行うことを目指しています。目指す未来目指す未来児童学科105

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