研究室ガイド2018
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共通教育部163164《数学教育部門》金融工学研究室《物理学教育部門》理論物理研究室共通教育部共通教育部 主な卒業研究テーマ 主な卒業研究テーマ 主な就職先・進学先 主な就職先・進学先●量子力学における経路積分の方法●ダランベールのパラドックスと粘性流体の境界方程式●グルオン飽和描像に基づく事象毎横運動量揺らぎの解析●ジャンプ拡散過程による日経225平均株価指数のボラティリティー推定●月別最高気温分布における極値指数の推定とその地球温暖化分析への応用◆コアネットインターナショナル(情報通信サービス業) ◆JCOPY 出版者著作権管理機構(一般社団法人) ◆大学院進学◆JA共済(金融) ◆三島信用金庫(金融) ◆富士通(IT) ◆フコク情報システム(IT) ◆大学院進学欧州原子核研究機構(CERN:セルン)での高エネルギー陽子・陽子衝突実験の荷電粒子横運動量揺らぎデータと理論の比較。ドイツの旧10マルク紙幣にえがかれたガウスは正規分布の確率密度関数を発見したことでも有名で、紙幣には密度関数のグラフと数式が書かれています。[教授]長田 剛[教授]金川 秀也担当教員担当教員世田谷キャンパス 1号館4階世田谷キャンパス 16号館3階研究室の場所研究室の場所男子1名/女子0名男子5名/女子0名学部生学部生陽子や原子核を光速近くまで加速させて衝突させると、原子核を構成する陽子や中性子が溶けだして、クォークやグルオンと呼ばれる素粒子があたかも「液体」の様に振る舞う状態になると考えられています。この状態は、宇宙開闢の極初期(ビックバン後10万分の1秒後)に存在していた物質を再現すると考えられてます。研究室では、理論物理学の手法を使って実験データを詳細に解析し、素粒子の「液体」の理論の構築や未知の現象の痕跡が含まれてないか探してます。株価や債券などの金融商品のリスク解析のために計算機シミュレーションを行う場合には必ず数理モデルを構成する必要があります。そのために確率微分方程式による拡散過程を用います。さらに極値統計学を用いて、リスクの最大値を再現レベルとして推定します。素粒子・原子核理論を機軸とした理論物理学の研究数理モデルを使った金融リスク分析我々を研究へと突き動かす原動力は、物理が心から面白いと思う気持ちや、自然現象を深く理解したいという衝動にも似た気持ちです。実社会での応用について考える場面は少ないですが、自然に対する深い理解や畏怖の念は社会にある様々な垣根を越えて多くの人々と共有できます。我々を突き動かすのは物理を学びたいという気持ちだけ社会との関わりブラック・ショールズ公式によってオプション価格の合理的な算出法が発見されて以来、金融工学は経済学の中心となっています。金融工学研究室では金融工学の基礎となる、数理統計学、時系列解析、確率過程論などを研究し、それらを応用して、日経225平均株価指数などの実データの分析を行います。金融工学は金融ビジネスの基盤社会との関わり研究内容研究内容まだ知られてない、面白くて驚きの現象がきっとある高エネルギー原子核衝突実験が、欧州や米国の大型加速器で行われており、新しい実験データが続々と得られてます。我々はこれらのデータの解析を行っていますが、誰にもまだ知られてない面白い現象がデータにきっと埋もれているはずです。そんな現象見つけ出すことを目指してます。目指す未来金融工学は未来を拓く安全かつ十分な利益の得られる自動投資システムの開発を行います。目指す未来男子0名/女子0名男子1名/女子0名院 生院 生https://www.ns.tcu.ac.jp/~osada/WEBサイト109

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