研究室ガイド2018
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共通教育部在籍学生はおりません学部生168167《情報教育部門》情報教育基盤研究室《物理学教育部門》一般物理研究室共通教育部共通教育部 主な卒業研究テーマ 主な卒業研究テーマ 主な就職先・進学先 主な就職先・進学先●教育における情報技術の活用●情報教育に関する研究●モバイル端末を用いた応用システムの開発●理学の学習についての学生の考え方,科学的思考力と,学習成果との調査検討●経験や思い込みから抱いた自然現象への誤解から正しい理解へ導くための教育方法●理学や工学を学ぶ学生への市民教育◆大日本印刷(印刷業) ◆慶應義塾大学大学院進学 など当該年度卒業生なしコンピュータが演じるキャラクターとの自動対話を通して、タイピングを練習するシステム。物理教育研究を中心に、物理学から自然科学、工学、科学技術社会へと視野を広げ、平易な言葉で語ろうという方針です。[教授]山口 勝己 [講師]安井 浩之[講師]中村 正人担当教員担当教員世田谷キャンパス 15号館4階(情報基盤センター)世田谷キャンパス 1号館3階研究室の場所研究室の場所情報技術を用いた教育の支援方法や効果的な情報教育の方法など、情報技術と教育に関するさまざまな研究を行っています。また情報技術を応用するために必要なネットワーク、データベース、コンピュータシステムなど、技術者として身に付けておくべきIT基盤技術の習得も行います。幼少からの経験で私たちは自然観を作りますが、そこには学問的な誤りが含まれています。自然科学は人類の誤解・偏見を克服してきた成果ですが、学校で学んでも単なる知識に留まっていることがよくあります。様々な現象の奥にある共通の仕組みを解明する物理学ではその傾向が強いです。自然現象の捉え方や学習観に関する学生の実態調査から、物理学的世界観という人類の文化を誰にも正しく豊かに受け継いでもらえる物理学の教育方法を研究しています。情報教育や情報技術の実務的な応用物理学の学びを豊かにする物理学を誰もが正しく理解できる教育方法の模索は、表現を変えれば、意識せず当たり前に見過ごしてきた日常の現象の中に、物理学の成果を再発見できる力をつけさせようとする挑戦です。将来の物理研究者にもそうでない人にも共に必要で、両者を結べる教育です。物理学専門家と非専門家を結べる物理学教育2017年3月に公示された次期学習指導要領では、小学生からプログラミングなどの本格的なICT技術に触れていくことが決まっていますが、2013年度に行われた調査によると小学生のタイピングスピードは平均で1分間に6文字でした。タイピングができないとワープロやプログラミングで大変な思いをしてしまい、ICT嫌いをたくさん生み出してしまう恐れもあります。当研究して開発しているタイピング練習ソフトは、LINEのようなメッセージ交換アプリのような形をしており、コンピュータとの自動対話を通して、苦手な文字入力の練習を行うことができます。このようなシステムを通して、ICT技術を楽しく習得できるような仕組みを研究、開発しています。楽しくICT技術を身に付ける社会との関わり社会との関わり研究内容研究内容誰もが自然科学の正しい理解を踏まえて考えられる現代を生きる私たちが直面する様々な問題は難しく、多面的に考えていかねばなりません。そのときに自然科学は不可欠で、一人ひとりが正しい理解に基づき、他者と議論し意思決定の1つの確かな材料にできるーそれは人類の文化を皆が受け継いでいるという夢見る価値のある理想です。目指す未来真のICT先進国を目指して日本の児童・生徒は、スマートフォンやゲーム機などの所有率が非常に高い一方で、学習の道具としてICT機器を活用している率は著しく低く、OECDによる2015年の調査では、先進国とは思えないレベルです。より楽しく、興味を持ってICTを活用できるような学習支援システムの構築を行い、日常的な学習においても、ICT活用ができるようにしていくことを目指しています。目指す未来http://www.lb.ipc.tcu.ac.jp/WEBサイト在籍学生はおりません学部生111

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