研究室ガイド2018
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001002内燃機関工学研究室機械力学研究室工学部 機械工学科工学部 機械工学科 主な卒業研究テーマ 主な卒業研究テーマ 主な就職先・進学先 主な就職先・進学先●エンジンの摩擦損失低減手法及びそのメカニズム解明に関する研究●エンジンのオイル消費メカニズム解析●エンジン燃焼室の冷却損失評価技術の確立及び損失低減手法に関する研究●水素噴流最適化による水素エンジン熱効率向上及びNOx低減の研究●異なる車種における歩行者保護試験法の開発●小型モビリティの乗員保護システムの開発●走行中の車体構造における力の伝達様式◆トヨタ自動車(輸送用機械器具製造業) ◆SUBARU(輸送用機械器具製造業) ◆スズキ(輸送用機械器具製造業) ◆いすゞ自動車(輸送用機械器具製造業) ◆日野自動車(輸送用機械器具製造業) ◆日立オートモティブシステムズ(輸送用機械器具製造業) ◆ジヤトコ(輸送用機械器具製造業) ◆日本ピストンリング(一般機械器具製造業)◆トヨタ自動車(製造業) ◆日産自動車(製造業) ◆本田技研工業(製造業) ◆スズキ(製造業) ◆マツダ(製造業) ◆河西工業(製造業) ◆オートリブ(製造業) ◆本学大学院進学 ◆横浜国立大学大学院進学研究室独自のエンジンの摩擦・熱損失計測技術では世界でもトップクラスを有し、国内外の研究機関と連携した研究を手掛けています。妊婦の乗員保護システムの開発として女性型の衝突用ダミーに胎児を追加した縮尺模型の衝突実験(左)とシミュレーション(右)[教授] 三原 雄司 [准教授] 伊東 明美[教授] 槇 徹雄 [准教授] 櫻井 俊彰担当教員担当教員世田谷キャンパス 12号館AB棟世田谷キャンパス 10号館4階研究室の場所研究室の場所http://www.eng.me.tcu.ac.jp/http://www.mdl.me.tcu.ac.jpWEBサイトWEBサイト男子15名/女子0名男子18名/女子1名学部生院 生男子14名/女子1名男子8名/女子1名学部生院 生衝突安全性は自動車メーカーにとって重要である一方で、大がかりな設備が必要となります。研究室で開発した縮尺模型実験の装置を用いることにより小規模かつ短時間で衝突実験が実施できます。乗用車メーカーや科学警察研究所と共同で研究を行い、乗員傷害の低減を検討しています。独自の縮尺模型実験を使って自動車メーカーと共同研究エンジン(水素燃料を含む)の熱効率向上と低公害化研究、主に摩擦損失と熱損失の低減と水素エンジンの高効率化/低NOx化に取り組んでいます。摩擦・摩耗・潤滑面では、ピストン、ピストンリング及び軸受などの摩擦低減、オイル消費のメカニズム解明、熱損失低減では薄膜熱流束センサを開発し、エンジン計測技術では世界トップクラスの研究力を有しています。水素燃焼エンジンの高効率化研究でも高い成果を上げ、国内外との産学共同研究を数多く手掛けています。自動車衝突時における車体構造と乗員の安全について、縮尺模型実験とシミュレーションの両面から検討を行っています。乗用車だけでなく今後実用が広まるミニカーや、交通弱者である歩行者と自転車乗員など幅広く検討しています。車体構造については荷重伝達の観点から評価して、効率の良い構造の模索を行っています。また、東京大学生産研究所との共同研究としてドライビングシミュレータを用いて運転支援システムの構築と運転のしやすさの両立を検討しています。次世代エンジンの摩擦損失・冷却損失の低減研究/高効率水素エンジンの研究模型実験とシミュレーションから自動車衝突を解明するあらゆる人が安全かつ快適な車社会の実現を目指します交通事故による死傷者数は低下傾向にありますが、未だに多くの事故が発生しています。特に日本では高齢者や歩行者に関する交通事故が多く発生しており、独自の対応が必要となります。交通弱者を含めた安全対策を検討していくことで、全世界に向けた車社会の発展を進めていきます。機械工学科本学が基本設計・開発した浮動ライナー式ピストン摩擦計測エンジンや瞬時熱流束計測システムは多くの企業に導入され、薄膜センサ技術は高精度解析モデルの検証用としてエンジン以外の技術産業でも導入が進み、次世代のエンジン開発や新しい産業機器開発/研究のコアテクノロジーとなっています。高度な実験解析研究力で世界の将来エンジン開発に貢献社会との関わり社会との関わり研究内容研究内容目指す未来超低燃費エンジン及び次世代パワートレインの研究拠点へ2050年においても内燃機関と電気モータの組み合わせによるハイブリッドやプラグインハイブリッドの乗用車は世界で50~70%を占めると予想され、次世代自動車のパワートレインで求められる研究の拠点として産学官連携の研究を推進しています。目指す未来19

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