研究室ガイド2018
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原子力安全工学科013014原子力システム研究室原子力安全工学研究室工学部 原子力安全工学科工学部 原子力安全工学科 主な卒業研究テーマ 主な卒業研究テーマ 主な就職先・進学先 主な就職先・進学先●長寿命放射性廃棄物を効率的に燃焼/短寿命化する「核変換技術」●蒸気タービンを介さず核エネルギーを直接取り出す「直接変換技術」●核分裂/核融合ハイブリッド型「宇宙推進用原子力エンジン」●ウランより豊富なトリウム資源を用いる「トリウム燃料原子炉」●軽水炉の発電システムを構成する配管内で生じる気液二相流に関する研究●高圧条件下における加熱燃料棒で生じる液膜とドライアウトの挙動に関する研究●水蒸気と不凝縮ガスの混合に関する実験的研究◆日本原子力研究開発機構(研究機関) ◆東京電力(電力事業) ◆日立製作所(製造業) ◆東芝(製造業) ◆富士電機(製造業) ◆本学大学院進学 ◆他大学大学院進学(東京工業大学、京都大学、東北大学)◆東京電力(電力事業) ◆中部電力(電力事業) ◆東芝(総合電機メーカー) ◆日立製作所(総合電機メーカー) ◆トヨタ自動車(自動車) ◆竹中工務店(建設業) ◆日本原子力研究開発機構(国立研究開発法人)原子炉内を幻想的に照らすチェレンコフ光(高エネルギーの荷電粒子が水中における光速度を越えて運動する際に発せられる光)水素爆発事故で重要となる蒸気中の不凝縮ガス挙動を基礎実験で解明。蒸気(橙色)の凝縮に伴い不凝縮ガス(水色)が下から流入。[教授]高木 直行 [講師]竹澤 宏樹[教授]鈴木 徹担当教員担当教員世田谷キャンパス 10号館3階世田谷キャンパス 10号館3階研究室の場所研究室の場所http://www.nuc.tcu.ac.jp/ntakaki/index.htmhttps://www.facebook.com/takakilaboTCU.jpWEBサイト男子5名/女子1名男子3名/女子1名学部生院 生男子2名/女子1名男子7名/女子0名学部生院 生基礎的な研究のみに偏向することなく、技術的な実現可能性や経済性にも配慮し、アカデミアと産業界の価値観をバランスよく取り入れた研究を志向しています。近年は、再臨界を回避する高速炉、長寿命放射性廃棄物の消滅処理、燃料デブリ取出し技術の共同研究に取り組んでいます。福島原発事故以降も原子力発電は我が国にとって重要な電源であるため、学外の研究機関や産業界との接触が多い研究室です。卒業後も第一線の技術者として活躍できるよう、社会からの期待に応え得る研究を展開しています。企業・研究機関との共同研究を積極的に推進学外の研究機関や産業界との密接なつながり持続可能な社会を支える革新的な原子炉概念と核エネルギーの応用について研究を行っています。例えば、固有安全炉、濃縮・再処理を不要とするCANDLE燃焼炉、水冷却トリウム増殖炉等の革新的原子炉の設計、さらには原子力発電の経済性や将来の電源構成を検討しています。また、核反応を利用した原子炉錬金術、核エネルギーの直接変換技術、さらには核燃料デブリの回収技術等について、企業や研究機関との共同研究を通じて、独創的な研究を推進しています。原子力プラントが一層安全なものとなるよう、関連する基礎研究を推進するとともに、それらを踏まえて発電システムの安全性を評価するための方法論を追及します。原子力プラントで現れる全ての熱流動現象を平易に説明できることを目標として、技術的に重要であるにもかかわらず未解明な研究テーマに積極的に取り組んでいます。高圧の気液二相流実験は、その代表的な研究テーマです。革新的な原子炉概念・核エネルギー応用の追求原子力で現れる重要な熱流動現象の実験的解明安全かつ環境と整合する持続可能な核エネルギーの活用熱流動現象の物理的感覚の体得と世界最先端への挑戦資源/安全/環境/核不拡散/社会受容性の総合的観点から望ましい革新的原子炉システム概念の創生や、核燃料デブリの撤去技術開発などを通じて、社会の持続的発展を支える科学技術の発展に貢献します。実験を通して熱流動現象の物理的感覚を体得することに重点を置いています。気体や液体が混合した複雑な流れには未知の領域が未だ多く残っているため、ちょっとした創意工夫で世界最先端レベルに到達できます。学生の皆さんが「夢」と「やりがい」を実感できる研究室を目指します。社会との関わり社会との関わり研究内容研究内容目指す未来目指す未来25

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