研究室ガイド2018
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電気電子工学科025026ナノエレクトロニクス研究室フォト二クス研究室(有機フォト二クス)工学部 電気電子工学科工学部 電気電子工学科 主な卒業研究テーマ 主な卒業研究テーマ 主な就職先・進学先 主な就職先・進学先●ゲルマニウムを用いた超低消費電力・光・電子融合素子開発●超高移動度歪みGeデバイスのためのMOS界面形成●SiCパワーデバイスの高品質MOS界面形成と原子結合状態評価●量子構造を導入したシリコン系高効率太陽電池開発●プラズマ支援重合法による光機能性薄膜の形成●電解重合法による電気伝導性高分子膜の形成●真空縮重合法による非線形光学高分子膜の形成◆富士通(メーカー) ◆京セラ(メーカー) ◆ローム(メーカー) ◆東芝(メーカー) ◆TDK(メーカー) ◆リコー(メーカー) ◆日本無線(メーカー)◆日本電設工業(電気設備) ◆東京パワーテクノロジー(電力設備管理) ◆第一屋製パン(食品) ◆きんでん(電気設備) ◆エプソン(電子機器)原子層レベルで結晶を作製する装置。作るものはナノの大きさですが、装置は大型。メンテナンス作業は学生みんなで力を合わせます。中段の左から、透明電極ZnO形成用スパッタリング装置、プラズマ支援重合装置、質量分析器によるプラズマ中のラジカル測定装置。[教授]丸泉 琢也 ・ 小長井 誠 ・ 野平 博司 ・    澤野 憲太郎[講師]徐 学俊[准教授]森木 一紀担当教員担当教員世田谷キャンパス 半導体特別研究棟・3号館3階等々力キャンパス総合研究所 2階・地下1階世田谷キャンパス 3号館地下階研究室の場所研究室の場所男子30名/女子2名男子21名/女子4名学部生院 生男子6名/女子0名男子1名/女子0名学部生院 生私たちが研究している新しいデバイスが完成すれば、現在世界中の人が利用している電子機器の中に組み込まれ、また家庭の太陽電池にも導入されます。目に見えないところで、エコな社会の実現に貢献することを目指しています。通信技術の発展により情報ネットワークにAI、センサー、各種機器を融合したIoT(種々の物をインターネットで繋ぐ)技術の重要性が指摘されています。この際に光通信技術は基盤技術であり、実現には安価な光機能素子の開発が必要です。よりエコな社会のための基盤技術を作ります安価な光機能素子を製作し、光通信技術に寄与シリコン(Si)という半導体材料は、私たちの生活には欠かすことができません。スマホの頭脳である集積回路、車など高電圧を制御するパワーデバイス、再生可能エネルギーとして年々導入の進む太陽電池。すべてにSiが使われています。しかし最近、それらの性能向上に限界が訪れようとしています。私たちは、Siの上への新しい高性能材料の導入や新しいデバイス構造の提案によって、性能向上の限界を乗り越え、社会の継続的、持続可能な発展を可能にすることを目指しています。真空中のプラズマ支援重合反応、真空縮重合反応、溶液中の電解重合反応を用いて光機能性高分子薄膜の形成を試みています。これら成膜法は半導体プロセスと比較的に高い整合性を持っており、半導体基板上に高分子の光機能素子を形成できないかと考えています。エレクトロニクスの持続可能な発展のために化学反応を物理の目を用いて行い光技術に応用する今後数十年の情報通信、エネルギー技術の発展へ向けてプラズマ中で形成したラジカルによる熱非平衡化学反応今日の情報量の爆発的増大によって、消費電力の膨大化が世界的に問題となっています。私たちの開発する新しい半導体ナノデバイス、パワーデバイス、太陽電池によって、AIやIoTの基盤となるデバイス技術の革新、世界中のエネルギー消費問題の解決を目指しています。化学反応において多くの反応経路が明らかにされており、新たな光機能性高分子も一般的にはその反応経路を用いて重合されます。ところで、プラズマ中で形成されるラジカルを用いることで、熱非平衡の化学反応が可能になり、多くの新しい高分子膜を形成できる可能性があります。しかし、プラズマ中で形成されるラジカルを制御する事は難しいのが現状です。この制御を試みています。社会との関わり社会との関わり研究内容研究内容目指す未来目指す未来31

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