研究室ガイド2018
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エネルギー化学科035036高分子・バイオ化学研究室(機能性バイオ分子)有機合成化学研究室(重合化学)工学部 エネルギー化学科工学部 エネルギー化学科 主な卒業研究テーマ 主な卒業研究テーマ 主な就職先・進学先 主な就職先・進学先●酵素触媒を利用した未利用資源の付加価値化と反応の効率化●先端乳化技術を活用した生体高分子スマートカプセルの作製●天然脂質分子の集合体を利用する新しい医用材料および光学材料の開発●分子レゴブロックを利用したリサイクル性高分子の合成●油脂類の有効利用を指向したマイクロ波照射による加水分解反応とバイオポリマーの合成●天然高分子を活用した有機─無機ポリマーハイブリッドの合成◆積水化成品工業(製造業) ◆シャンソン化粧品(製造業) ◆ジェイオーコスメティクス(製造業) ◆東洋合成工業(製造業) ◆河西工業(製造業) ◆クラレ鹿島事業所(製造業) ◆本学大学院進学◆MGCフィルシート(メーカー) ◆小糸製作所(メーカー) ◆東芝テック(メーカー) ◆河西工業(メーカー) ◆日東金属工業(メーカー) ◆新興プランテック(プラント) ◆東芝プラントシステム(プラント)研究室で開発した脂質ナノカプセルを蛍光顕微鏡で観察。医薬品を安全かつ有効に投与する薬物送達システムへの応用を目指します。本研究室で合成した分子レゴブロックを用いたリサイクル性高分子に紫外線を照射した際の写真。[准教授]黒岩 崇[准教授]岩村 武担当教員担当教員世田谷キャンパス 6号館4階研究室の場所男子6名/女子3名男子3名/女子1名学部生院 生男子7名/女子1名男子1名/女子0名学部生院 生私たち人間をはじめとする多くの生物は、様々な化合物(バイオ分子)が集まってかたちづくられ、多彩な機能を発揮しています。本研究室では、タンパク質、糖質、脂質をはじめとするバイオ分子のユニークな特性を素材開発やものつくりに活かすための研究を行っています。化学やバイオテクノロジーの原理を駆使してバイオ分子の機能を高め、「資源の有効利用」「省エネルギー」「低環境負荷(地球にやさしい)」を実現する機能材料や物質生産技術を開発しています。生物の不思議をものつくりに活かす化学と工学人体に直接触れる食品、化粧品、医用材料や、環境中で機能する水処理材料などには、高い安全性や高度なリサイクル性が求められます。本研究室では、企業とも連携しながら身近な生体分子を利用した新素材や反応開発に取り組み、「安全・持続的・高機能」の実現を目指しています。身近な素材を安全・持続的・高機能な先端素材に変換社会との関わり科学技術にとって基礎研究と応用研究の両方が大切です。基礎研究を通して自然現象に対する理解を深めるのとともに、新しい理解を見出すことを目標に研究に取り組んでいます。そして、基礎研究によって得られた新しい知見を基に応用研究を展開することで新しい夢の新材料の創出を目指しています。夢の新材料を目指して社会との関わり研究内容有機合成を基盤として環境に優しい材料の開発を目指して研究を行っています。さらに私達は、材料の物性や機能を追求するだけではなく、人体や生態系に安全で、環境負荷の低減を考慮した省エネルギー的な材料の合成法の確立を目標に日々研究に取り組んでいます。有機合成を基盤として環境に優しい材料の開発を目指す研究内容未利用の生体分子を有効活用する未来型の物質社会へ地球上には、さまざまな未利用の生物資源が存在します。家庭や工場で排出される廃棄物中にも、工夫次第で有効利用できる生体由来物質がたくさん眠っています。本研究室は、このような「お宝」に付加価値を与え、限りある資源を有効活用する未来型物質社会の構築を目指しています。目指す未来アップグレードリサイクルができる高分子材料をつくる通常、高分子材料はリサイクルするたびに材料の強度や化学的な安定性が低下するため、グレードが落ちることがほとんどです。しかし、玩具のレゴブロックのように分子レベルで組み立ておよび取り外しが可能な分子レゴブロックを用いることでダウングレードしないことはもちろんですが、アップグレードすることができる高分子材料を目指しています。目指す未来世田谷キャンパス 17号館2階研究室の場所http://www.synchem.ese.tcu.ac.jp/index.htmWEBサイトhttp://www.ese.tcu.ac.jp/labs/bioWEBサイト36

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