研究室ガイド2018
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エネルギー化学科039040環境化学工学研究室(触媒・資源プロセス)機能性界面化学研究室工学部 エネルギー化学科工学部 エネルギー化学科 主な卒業研究テーマ 主な就職先・進学先●新奇な総合プロセスによるバイオディーゼル生産の高効率化●メソポーラス物質を触媒とするバイオジェット燃料の生成反応●バイオケミカルスの生成効率を高める触媒反応の非平衡化◆凸版印刷(製造業) ◆いすゞ自動車(製造業) ◆SUBARU(製造業) ◆荏原製作所(製造業) ◆東京ガスiネット(情報サービス業) ◆大田区役所(公務員) ◆本学大学院進学触媒反応の解析に欠かせない分析装置群(ガスクロマトグラフ)[准教授]高津 淑人担当教員世田谷キャンパス 17号館2階研究室の場所男子9名/女子0名男子3名/女子0名学部生院 生地球温暖化の解決策として、植物が蓄える「太陽の恵み」を「バイオエネルギー」として利用することが注目されています。そのためには、植物を造っている巨大な分子を特定の小さな分子へと分解することが必要です。私たちは、触媒を利用した化学反応を駆使して、特定の小さな分子を得ることができる規則正しい分解技術を研究しています。私たちの研究が実を結べば、廃木材、紙屑、生ゴミも「バイオエネルギー」として生まれ変わることができます。「バイオエネルギー」を生み出す新しい触媒反応処分が厄介な「食材調理後の天ぷら油」を「バイオエネルギー」に利用する研究では、私たちの成果を取り纏めた特許に基づいて、実用技術を民間企業と共同開発しました。また、国立研究開発法人と連携し、廃木材・紙屑からジェット燃料を生み出す研究も進めています。共同研究によって実用技術を開発社会との関わり研究内容環境への優しさを伴った社会の発展に貢献します地球温暖化を抱えながら発展している現代の社会は、将来の破滅を心配しています。破滅を食い止めるには「太陽の恵み」を積極的に利用することが欠かせません。「太陽の恵み」が礎となる「環境に優しい社会」へと進化することに私たちの研究が役立つと信じています。目指す未来 主な卒業研究テーマ 主な就職先・進学先●カチオン性混合LB膜を用いた二酸化チタン薄膜のパターニングと微細構造制御に関する研究●色素増感太陽電池を構成する各材料の調製法の開発とセル性能への影響の評価●分子集合体の構造を鋳型に用いた半導体光触媒の調製と構造評価◆東洋クオリティワン(化学) ◆日本特殊塗料(化学) ◆日本ハム惣菜(食品) ◆富士電機(重電・産業用電気機器) ◆東光高岳(重電・産業用電気機器) ◆NTTファシリティーズ(電力・電気・IT) ◆中学校理科教諭(教育・地方公務)色素増感太陽電池の性能評価─疑似太陽光を照射して電池の発電特性を調べる─[教授]高橋 政志担当教員男子5名/女子2名男子1名/女子0名学部生院 生機能性有機分子集合体や半導体超薄膜などの研究をベースに、新型太陽電池や環境浄化型光触媒への応用展開を行っています。新しい構造や機能をもった材料の開発は機器の高性能化や小型化、省エネにつながり、エネルギー問題や環境問題の解決に貢献します。新しい材料プロセスを太陽エネルギーの有効利用に応用社会との関わり両親媒性分子などが形成するさまざまな組織体を利用した機能性材料の調製法について研究しています。これらの分子組織体は構成分子が整然とした配列した秩序構造をもっていることから、吸着や反応のマトリックスに応用することでエネルギーナノ材料の高機能化が期待できます。また、これらの材料を光触媒や新しいタイプの太陽電池に応用する研究にも取り組んでいます。物質の界面制御を利用した機能性材料の調製法を研究研究内容原子や分子の配列制御によって新しい機能性材料を創製材料は化学成分が同じであってもその構造によって特性が大きく変わります。したがって、材料の微細構造の設計によって新しい特性の発現や性能向上が期待でき、さらに原子や分子の並べ方をコントロールする製造プロセスの開発は機能性材料の創製につながると考えられます。目指す未来世田谷キャンパス 6号館1階研究室の場所38

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