研究室ガイド2018
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エネルギー化学科041042固体材料化学研究室(固体化学)固体材料化学研究室(無機材料化学)工学部 エネルギー化学科工学部 エネルギー化学科 主な卒業研究テーマ 主な卒業研究テーマ 主な就職先・進学先 主な就職先・進学先●高熱伝導コンポジット材料の開発●ケミカルリアクター用触媒電極の開発とそのセルへの応用●コンポジット圧電材料開発とそのバイオセンサーへの適用●窒化アルミニウムセラミックスの低温焼結と高性能・高信頼化●新規複合非酸化物材料の創製と新規構造・機能材料への展開●セラミックス-金属複合材料の開発と応用◆トヨタ自動車(自動車) ◆SUBARU(自動車) ◆日本特殊陶業(ガラス・セラミックス) ◆ミネルバ(電気機器) ◆ボッシュ(自動車部品) ◆河西工業(自動車部品) ◆東京電力(電力) ◆本学大学院進学◆スリーボンド(製造業) ◆多摩化学工業(製造業) ◆デンヨー(製造業) ◆日昭工業(製造業) ◆MS&ADシステムズ(情報・通信業) ◆LIXILトータルサービス(建築・サービス業) ◆本学大学院進学色素増感太陽電池の単セルを製作中。自分で設計・開発、合成した材料を使って環境にやさしい太陽電池を組み立てています。当研究室で得られたさまざまな無機材料の例と、試料の作製に利用する高周波誘導加熱炉の外観写真。[教授]宗像 文男[准教授]小林 亮太担当教員担当教員世田谷キャンパス 17号館1階世田谷キャンパス 6号館1階研究室の場所研究室の場所男子13名/女子0名男子1名/女子1名学部生院 生男子10名/女子0名男子2名/女子0名学部生院 生材料の性質を「フォノニクス」という観点から理解し、材料科学的視点に基づき、結晶化学的アプローチによる新物質・材料設計と新材料の界面及び組織の構築手法を開発しています。これらの手法は、1)高熱伝導材料、2)ケミカルリアクター、3)エネルギー変換デバイスなどへ適用され、特に、排熱放熱材料、ケミカルリアクター用固体電解質及び電極材料、排熱利用熱電半導体、光触媒(人工光合成)、色素増感太陽電池などの性能向上を図ります。近年、材料の高性能化や信頼性の確保に対する要求が高まっており、厳しい環境下でも機能を発揮できる材料の研究開発が進められています。当研究室では、厳しい環境下(高温、高圧、腐食性環境など)において特異な機能を発揮できる材料として、セラミックスやそれらと金属の複合材料に注目し、作製プロセスや機能の設計・制御に関する研究を進めています。また、これまでにない新しい化学組成や微構造、特異な性質を持つ新物質の合成にも取り組んでいます。環境・エネルギー問題の解決を図る新物質材料を開発強く、スマートな無機材料を創り出す環境・エネルギー問題を解決する新規エネルギー関連材料の研究開発を行います。特に、グリーンケミストリーの観点から環境に調和した材料及び材料創生プロセスの開発を進め、社会のニーズやシーズに対応した新材料開発を目指して企業との共同研究など産官学連携を積極的に行っています。サステブナルな社会作りに貢献する新材料を提案社会との関わり当研究室で研究している無機材料は、強度や耐熱性が必要な機械・エンジン部品、ハイパワー半導体デバイス用の放熱絶縁基板、高輝度LED照明用の高信頼性蛍光体、化学工業や医療分野で応用可能な固体型炭酸ガス吸収材など、多様な分野での応用展開が期待されます。高信頼性の機能性無機材料を開発、応用展開を目指す社会との関わり研究内容研究内容フォノニクス技術による高度エネルギー循環社会の実現エネルギーの有効活用には熱流の制御が重要で、システムから排出される拡散的な熱エネルギーを特定の方向に誘導するサーマルフォノニクス技術の開発が必要となります。この熱の整流作用を持ったフォノニクス材料の開発により効率的なエネルギー循環型社会の実現を図ります。目指す未来無機材料の研究でエネルギー・環境問題の解決に貢献無機材料における新たなシーズを探索する基礎研究だけでなく、他の研究機関や企業とも連携してニーズを意識した研究も推進し、地球規模の問題となったエネルギー・環境問題の解決に貢献できる材料・プロセス・システムを化学と工学の力を結集して創り出します。目指す未来http://www.ese.tcu.ac.jp/labs/enetransWEBサイトhttp://www.imc.ese.tcu.ac.jpWEBサイト39

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