研究室ガイド2018
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エネルギー化学科/建築学科043044動的解析化学研究室《建築計画》天野研究室工学部 エネルギー化学科工学部 建築学科 主な卒業研究テーマ 主な卒業研究テーマ 主な就職先・進学先 主な就職先・進学先●環境改善に役立つ無機材料の合成と機能発現メカニズムの解明●スクラップ鉄と二酸化炭素を利用する水素エネルギー生成反応の効率化●新しいX線分析技術の開発と機能性物質の組成や構造の分析●郊外住宅地再生に関する研究●空き家活用に関する研究●コンパクトシティ形成に関する研究◆日産自動車(自動車製造業) ◆日鉄住金テクノロジー(試験・分析) ◆日本工営(建設コンサルタント) ◆東芝(総合電機メーカー) ◆三機工業(総合エンジニアリング) ◆東邦チタニウム(素材メーカー) ◆埼玉県庁(地方公務員) ◆本学大学院進学◆世田谷区・横浜市など(公務員) ◆都市再生機構(独立行政法人) ◆市浦ハウジング&プランニング(建築設計事務所) ◆都市企画工房(都市計画) ◆竹中工務店など(総合建設業) ◆積水ハウスなど(住宅) ◆東日本旅客鉄道・東京急行電鉄など(都市開発)物質の中で原子がどのように並び、どのような状態や性質・反応性をもっているか調べたり、新しい物質を開発したりしています。多摩平の森の高齢者向け住宅に関する研究の一環として、居住者や施設運営者と協働で行った園路整備。[准教授]江場 宏美[教授]天野 克也担当教員担当教員世田谷キャンパス 17号館1階研究室の場所男子8名/女子3名男子1名/女子0名学部生院 生男子5名/女子3名男子1名/女子0名学部生院 生無機化合物を中心に、物質のなりたちと環境による変化、化学反応のしくみ、新しい物質の生成などをいろいろな工夫をして観察することで、物質の活用法を見出したりエネルギーを取り出したりする研究をしています。具体的には、スクラップ鉄からクリーンエネルギー水素をつくる、粘土鉱物のイオン交換反応で環境汚染金属を回収する、産業廃棄物を資源としてよみがえらせるなどの反応の観察と改良を進めています。また新しい発想のX線分析法の開発も行っています。物質のしくみを観察しエネルギーと資源の活用を進める世の中にはいろいろな製品や先端的材料があふれていますが、物質の構造や現象にはまだわからないことが多くあり、それらの解明とそのための高度な分析手法の開発が求められています。企業や他大学との共同研究や、財団からの助成金等を受け入れての研究も複数実施しています。企業や他大学との連携により社会や産業の課題を解決社会との関わり私たちの研究の対象は、街全体や街の一部であり、街に出てその実態を知るところから始まります。具体的な事例を丁寧に調べて、そこに関わる所有者、居住者、管理者、設計者など様々な人たちの意見を聞きながら問題解決を考えます。その空間は、豊かな学びの場そのものです。街の人たちとともに考え、そこから学ぶ社会との関わり研究内容主に住宅や住宅地、公共空間を対象として、「よい空間とは何か」という問いを基本において研究を進めています。近年、人口減少、少子高齢化に伴い各地で空き家などの諸問題が顕在化しつつあります。これらの問題の背景、要因等を踏まえた実態調査をもとにして、ヒト・モノ・コトと空間との関係性を解読し、「魅力的な空間」を計画するためのハード、ソフトの条件を検討します。ワークショップ等により、それを実現していくための計画的手法を考えたり、図面作成、データ分析等にコンピュータを道具として使います。住まいを中心とした魅力的な街の在り方を考える研究内容物質の世界のなぞを解き明かすことで広がる可能性化石燃料に代わるクリーンなエネルギーの開発や新しい資源の探索は人類共通のテーマです。まだ誰も解き明かしたことのない物質の世界のなぞに取り組むことは、さながらミステリーに挑む探偵のような面白さがありますが、それと同時に、大きな課題の解決につながる可能性があります。目指す未来住まいや建築は過去と未来を結ぶ舞台街や住まいに住み続けること、建築を使い続けることは地球環境の視点からみても大切なテーマです。例えば、ひとつの空き家にもかけがえのない物語があったはずです。そこにあらたな生命を吹き込めば、新しい物語を紡いでいくことができます。何と素敵なことでしょう。目指す未来世田谷区キャンパス 4号館2階研究室の場所http://www.ese.tcu.ac.jp/labs/nano1WEBサイト40

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