研究室ガイド2018
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建築学科049050《建築構造学》西村研究室《建築構造学》大村研究室工学部 建築学科工学部 建築学科 主な卒業研究テーマ 主な卒業研究テーマ 主な就職先・進学先 主な就職先・進学先●波動発電による再生可能エネルギーの研究●新型免震構造の実用化研究●高減衰制震構造システムの開発(東急建設共同研究)●鋼材の非弾性座屈の実験研究(愛知工業大学共同研究)●自己修復型耐震壁の開発●環境負荷低減を目指した耐震補強方法の開発●工事の品質管理向上に関する技術開発◆大林組(ゼネコン) ◆鹿島建設(ゼネコン) ◆大建設計(建築設計) ◆NTTファシリティーズ中央(建物管理) ◆大成建設(ゼネコン)◆東京大学大学院進学 ◆東京工業大学大学院進学 ◆横浜国立大学大学院進学 ◆University of Technology, Sydney大学院進学 ◆ゼネコン ◆鉄道科学技術振興機構(JST)の新技術説明会にて発表した「波動発電装置」「西村教授らは、波によって発生する船舶の揺れを吸収しながら発電する技術を開発した。高層ビルが風や地震で揺れるのを抑える技術を応用し、船の揺れを減衰しながら発電機を回す。離島の沖合に浮かべる洋上発電装置のほか、船の補助電源として使うことを想定している。」(日本経済新聞から抜粋:平成29年4月24日)自己修復型耐震壁を適用した建物の設計例。[教授]西村 功[准教授]大村 哲矢担当教員担当教員世田谷キャンパス 4号館3階世田谷キャンパス 4号館3階研究室の場所研究室の場所男子6名/女子2名男子6名/女子0名学部生院 生男子4名/女子2名男子4名/女子1名学部生院 生日本は地震大国であり、建物は地震に耐えうる性能を持つように設計するものと法律で定められています。しかし、法律が定められた以前の古い建物はその性能を持っていません。また、新しい技術で建てられた建物は、倒壊しないように設計されていますが、大地震後には、継続して建物を使用できるとは限りません。このような背景から、古い建物については耐震補強をどのように実施していくべきか? 新築の建物については地震に対してどのような性能を設定して設計していくべきか?を実験してコンピューターによるシミュレーションを行うことにより研究しています。・新型免震構造の研究(高性能免震構造の開発)・高性能制震構造の研究(高減衰システムの開発)・波動発電装置の研究(再生可能エネルギーの実用化) ・非線形座屈現象の解明(基礎研究)・災害に強い都市と建築を作るために耐震構造を理論的かつ実験的に研究しています。・「再生可能エネルギー」として波動発電が有力であると考え、その実用化に向けた研究を行っています。・振動制御理論を応用した免震構造と制震構造の理論研究に基づく新構造システムの開発を行っています。・アクティブ振動制御理論研究の成果として、エネルギーを必要としない制御理論が完成しました。この理論を応用し日本周辺の海域から波動エネルギーを電気エネルギーに高速で変換する波動発電装置の研究を行っています。建築構造設計、建築構造技術に関連する研究《研究開発した技術》・戸建免震構造の実用化(東急建設共同研究、日本免震構造協会賞受賞)・新型免震構造の実用化(国土交通省建築技術助成研究)・新型制震構造の実用化(本学世田谷キャンパス SAKURA CENTER#14制震装置)・超高層ビル用DUOX振動制御装置(鹿島建設時代)・現在、設計事務所、メーカー、建設会社など多数の企業からなる研究会を定期的(年2回)に開催し、研究成果の社会還元を行っています。社会との関わり机上においてどんなに素晴らしい研究を理論的に確立しても、実際の建物に適用できないのであれば、空論にすぎません。当研究室では常に実際の建物に研究成果を活かすということを前提として研究を進めており、民間企業との共同研究も多数行っています。机上のみの研究ではなく、実際の建物を対象に研究を行う社会との関わり研究内容研究内容長年の理論と実用化研究成果の集大成として、波動発電装置の実用化を目指して「再生可能エネルギー」の研究を行っています。物を燃焼させてエネルギーとする時代からパラダイムシフトし、環境共生型社会(エコシステム)を実現する技術開発を目指します。目指す未来技術の力で社会に貢献大災害が発生し建物が損壊すると、人々の生活環境は著しく低下します。また、世界には屋根がないところで生活している人が多くいます。大災害に強い建物、災害または紛争、貧困などによって困窮している人々の一時避難建物に対して、引き続き技術的に貢献していきます。目指す未来nishimura-lab.jpWEBサイトhttp://ohmura.o.oo7.jp/lab/WEBサイト43

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