研究室ガイド2018
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建築学科051052《建築構造学》焦ジャオ研究室《建築環境設備学》近藤研究室工学部 建築学科工学部 建築学科 主な卒業研究テーマ 主な卒業研究テーマ 想定される主な就職先 主な就職先・進学先●鋼構造柱梁接合部の塑性変形性能評価●大地震を受ける鋼構造骨組の挙動●任意載荷履歴下での鋼材ダンパーの特性・損傷評価法●住宅寝室内の温熱空気環境の向上と健康性維持●エアカーテンによる空調エネルギー削減と分煙に関するCFD解析●高温発熱物体から放射熱量の削減による快適性向上◆施工管理 ◆設計 ◆技術研究所 ◆大学院進学◆鹿島建設(総合建設業) ◆大林組(総合建設業) ◆積水ハウス(住宅建設) ◆大東建託(住宅建設) ◆東日本旅客鉄道(交通) ◆NTTファシリティーズ(建築設計) ◆高砂熱学工業(建築設備)鋼材でできた制振装置(ダンパー)の実験です。この実験の結果から、ダンパーはどれ程建物に役に立つのかが分かりました。本学8号館屋上に日射反射率の高い塗料を塗布し、日射熱を天空に返すことによる室温と都市気温の上昇抑制効果を確認しました。[准教授]焦 瑜[教授]近藤 靖史担当教員担当教員世田谷キャンパス 4号館3階研究室の場所男子2名/女子0名男子0名/女子0名学部生院 生男子7名/女子0名男子0名/女子1名学部生院 生鋼構造建物の耐震設計を行うには、骨組を構成する部材や接合部の性能を正しく把握しておく必要があります。特に大地震時に損傷を受ける箇所については、部材や接合部の性能を限界づける鋼材の限界状態も明かにしておく必要があります。本研究室は、素材(鋼材)・部材(柱や梁など)及び骨組の3つのレベルで研究を行い、鋼構造骨組の耐震性能評価を行い、改修対策も考えながら、より多くの建物を安全かつ継続使用できるようにするための研究に取り込んでいます。鋼構造建物の耐震性能を向上させる社会に最も必要となる、実務と繋がる有用な課題を中心に取り込んでいます。鋼構造建物の耐震性能をしっかり把握する上で、企業と連携し、新技術や新たなシステムを開発し、実用化することで、災害に強い安全な社会を構築することに役に立つ研究を行っています。災害に強い安全・安心な街を作る社会との関わり住宅で冬期に問題となるヒートショックを断熱改修でどの程度緩和できるかを検討しています。また、温熱環境が問題となるレストランの厨房の改善対策を示しています。ヒートアイランド対策として有効な「クールルーフとクールペィブメント」の普及を推進する活動をしています。換気・空調システムの省エネとヒートアイランド緩和社会との関わり研究内容ひとはほとんどの時間を室内で過ごします。ひとの健康性と快適性を維持するためには室内の空気環境と温熱環境を適切な状態に維持することが重要です。このような観点から建物の断熱性や換気・空調について研究しています。また、効率的な換気・空調システムにより省エネルギー・省CO2を実現する方法を提案しています。さらに都市部で問題となるヒートアイランド現象や熱帯夜の緩和方法として都市表面での日射反射率を高める方法を提案し、検証しています。効率的な換気・空調システムによる省エネと快適性の両立研究内容レジリアントな建物を作る従来の耐震設計では、大地震を受ける建物の倒壊防止を目的としているものが殆どです。本研究室は、近年の社会経済活動の観点から、大震災で倒壊しないだけでなく、災害直後でも継続使用できる鋼構造建物を作り上げ、レジリアントな社会を実現させます。目指す未来健康と快適性を高いレベルで維持できる建築・都市環境ひとの健康性と快適性を高いレベルで維持できる住宅やオフィスを実現したいと考えます。さらに、ZEB(Net Zero Energy Building)やZEH(Net Zero Energy House)を進め、省エネと省CO2により都市環境・地球環境改善を目指すことが重要だと考えます。一方、都市の温熱環境の改善を進め、特に熱帯夜の無い都市形成を目指すべきだと考えます。目指す未来世田谷キャンパス 4号館3階研究室の場所http://www.kon.arc.tcu.ac.jp/WEBサイト44

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