研究室ガイド2018
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建築学科055056《建築材料工法》大橋研究室《建築材料工法》小見研究室工学部 建築学科工学部 建築学科 主な卒業研究テーマ 主な卒業研究テーマ 主な就職先・進学先 主な就職先・進学先●木造建築の構造設計法に関する研究●伝統的木造建築の構造性能に関する研究●木造住宅の構法変遷に関する研究●木造建物の耐震診断法・被害推定法の開発研究●3D-CAD/BIMによる過去の建築構法の仮想的復元●可変インフィルを用いたDIYによる住宅改修●ゲーミフィケーションを用いた防災・地域の活性化◆竹中工務店(総合建設業) ◆大林組(総合建設業) ◆大田区役所(官公庁) ◆UR都市機構(公益法人) ◆旭化成ホームズ(住宅産業) ◆平成建設(住宅産業) ◆櫻設計集団一級建築士事務所(設計事務所)◆竹中工務店(ゼネコン) ◆鹿島建設(ゼネコン) ◆大和ハウス工業(工業化住宅) ◆一条工務店(木造住宅) ◆長谷工リフォーム(住宅リフォーム) ◆東京都住宅供給公社(公共住宅) ◆久喜市役所(公務員)木造住宅が地震を受けると、耐力壁の端部には大きな引き抜き力が生じます。その引き抜き力を正確に算定する設計法の構築に取り組んでいます。既存住宅のフルリノベーション後、試作した「自由積層型家具」を用いて学生たちがDIYでインテリアをしつらえている様子。[教授]大橋 好光[教授]小見 康夫担当教員担当教員世田谷キャンパス 4号館3階研究室の場所男子4名/女子4名男子1名/女子0名学部生院 生男子4名/女子4名男子0名/女子0名学部生院 生集成材で作られた大規模な木造建物から、現代的な木造軸組構法の住宅、ログハウス、そして、社寺などの伝統的木造まで、木造建築全般を研究対象としています。木造建築の素晴らしさに敬意を払いつつ、その更なる可能性を探ります。理論を研究する座学に留まらず、調査や実験に基づく構造設計法の構築など、実践的な研究を行っています。構造性能を中心に、安全で、環境に優しく、それでいて、美しい木造建築のあり方を提案し、その普及を図ります。木造建築を押す、引く、揺らす実物大の振動台実験を通した耐震設計法の構築、中高層木造建築の設計法、地震・台風の被害調査に基づく対策の提言、構法分析に基づく耐震診断法の改良提案、木造住宅構法の変遷に関する調査など、研究成果を、分かり易く社会に還元していきます。安全で地球に優しい木造建築を普及する社会との関わり戦後次々につくられてきた建物は、既に量的には十分で、少子化・人口減少により余るようにさえなっています。既にある建物、失われてしまった建物を丁寧に見直し、リノベや復元により将来につなげていく研究で、社会に貢献していきたいと思っています。リノベによる社会問題の解決、現存しない建築構法の復元社会との関わり研究内容人口減少・超高齢化社会となった日本では、大量の建築ストックを持て余し、持続可能性が脅かされていますが、これらを解決するのに必要な計画・生産手法について研究します。実態調査をもとに、新しい構工法(ハード)やアプリケーション(ソフト)を提案・開発することで、建物やそれを取り巻くコミュニティの再生に関わる研究を進めています。一方、既に失われてしまった貴重な建物については、文献等を分析し、コンピュータ上に復元する研究も行っています。建築・まちの再生と持続可能な発展のための提案・開発研究内容木造建築が守る日本の森21世紀の建築には、環境との調和が求められます。木材は、再循環が可能で、地球温暖化の防止にも役立つ、地球に優しい構造材料です。日本の国土の2/3を占める森は木で溢れている。木造建築の健全な普及をはかり、日本の森を守ります。目指す未来建築・まち・暮らしがどう変わっていくかを考え、提案する少子化・超高齢化社会となったわが国では、今後、建築・まち・暮らしが激変し、困難な問題が益々顕在化していくことが予想されます。それらを建築的な観点から解決するため、身近な課題をみつけ、考え、具体的な提案を積み重ねていくことで、未来へとつながっていくと考えます。目指す未来世田谷キャンパス 4号館3階・4階研究室の場所http://ohashiken.web.fc2.com/WEBサイトhttp://www.arc.tcu.ac.jp/labs/omiWEBサイト46

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