研究室ガイド2018
53/126

情報科学科065066《メディア工学》知識情報処理研究室《メディア工学》画像工学研究室知識工学部 情報科学科知識工学部 情報科学科 主な卒業研究テーマ 主な卒業研究テーマ 主な就職先・進学先 主な就職先・進学先●画像情報処理を用いたシーン(状況)とその構成物の理解の研究●赤ちゃんの学習を模した音声情報や画像情報からの言葉の概念の獲得●対話データを利用した機械翻訳,対話生成,感情推定の研究●手術シミュレーションや手話など医療福祉分野の応用研究●流体の挙動や光の現象などの物理シミュレーションと可視化●絵画風画像生成や色彩処理などのイメージベーストレンダリング◆沖電気工業(製造業) ◆本田技研工業(製造業) ◆富士ゼロックス情報システム(ITサービス業) ◆NTTデータSMS(ITサービス業) ◆日本NCR(ITサービス業) ◆アンリツインフィビス(製造業) ◆本学大学院進学◆富士通(情報通信機械器具製造業) ◆NEC(情報通信機械器具製造業) ◆キヤノン(情報通信機械器具製造業) ◆リコー(電気機械器具製造業) ◆オリンパス(業務用機械器具製造業) ◆凸版印刷(印刷・同関連業) ◆大日本印刷(印刷・同関連業)ロボットの「知覚と認知」の研究の一環として、25台のカメラで同時撮影した画像からの3次元形状復元と物体認識を行っています。力学提示装置を用いた生け花学習システムです。力のフィードバックを受けながらお手本を参考に仮想花を生けることができます。[教授]荒井 秀一 [講師]延澤 志保[教授]向井 信彦 [准教授]張 英夏担当教員担当教員世田谷キャンパス 3号館1階世田谷キャンパス 3号館3階研究室の場所研究室の場所男子13名/女子3名学部生男子9名/女子0名院 生男子0名/女子1名研究生男子12名/女子4名男子4名/女子0名学部生院 生人と人、人とコンピュータの間でのコミュニケーションには、記号、音声、画像、言語等さまざまなメディアが用いられており、これらを認識、理解するために知識が存在します。私たちの研究室では、人間が知識情報を得る過程や人間が知識を活用する方法を人工知能で再現することを目標に、さまざまなメディアからの学習、認識、理解に関する基礎的研究から応用技術の開発まで、幅広い研究を行っています。人間が得る情報の約80%を占めると言われている視覚に関する研究を行っています。具体的には画像処理関連技術とコンピュータグラフィクス(CG)関連技術です。画像処理関連技術には、人間が理解しやすいように画像を編集する画像処理技術と、画像内の物体の認識を行う画像認識技術があります。一方CG関連技術では、自然界と同じ映像を人工的に生成するビジュアルコンピューティング技術と、現実世界と仮想世界の融合である複合現実感技術があります。人と知識を共有できる人工知能を目指す幅広い研究画像処理・認識とCGを主とした画像工学関連技術の研究ロボットや仮想社会、拡張現実等に代表されるような人とコンピュータの共生へ向けて、コンピュータが人間のように情報を収集、処理し、自ら理解した事柄に基づき意思判断をする、もしくは人間の手助けをするための技術を研究しています。人とコンピュータの間の知的コミュニケーション技術社会との関わり画像処理技術は、画像編集や画像検索、あるいは教育ツールの制作などに役立てられ、また、画像認識技術は監視カメラなどのセキュリティ関連に応用できます。一方、ビジュアルコンピューティングは、映画制作や物理現象の再現などに、また、複合現実感技術は、教育ツールやエンターテイメント分野に貢献できます。「百聞は一見に如かず」を研究で実践して世の中に貢献社会との関わり研究内容研究内容人間らしい人工知能が人と共生する社会へ現在、コンピュータが得意な「暗記」を利用して、将棋や囲碁はプロの腕前を持つようになった人工知能ですが、人間の赤ちゃんでもできるような簡単なことができません。私たちはモノを見たり聞いたり触ったりしながら社会の中で徐々に知識を学習する柔軟な人工知能を目指します。目指す未来正確で分かり易い表現技術を目指して可視化や画像認識関連技術はますます成熟し、今まで目に見えていなかった物や不確かな物がより鮮明に表現される時代がやってきます。そのような世界の実現に向けて、よりリアルなCGの実現やより精度の高い画像認識技術について、理論から応用まで幅広く研究を行っています。目指す未来http://www.ipl.cs.tcu.ac.jp/WEBサイトhttp://www.vgl.cs.tcu.ac.jpWEBサイト52

元のページ  ../index.html#53

このブックを見る