研究室ガイド2018
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情報通信工学科071072《ネットワークシステム》通信システム・林研究室《ネットワークシステム》コンピュータネットワーク・宇谷研究室知識工学部 情報通信工学科知識工学部 情報通信工学科 主な卒業研究テーマ 主な卒業研究テーマ 主な就職先・進学先 主な就職先・進学先●信頼性評価尺度と評価法の研究●小さな故障をトリガーとする大規模故障発生への対策●信頼性対策を優先的に施す部分を決める方法の研究●大規模自律分散型システムの最適設計と適応制御に関する研究●センサネットワークにおけるセンシング情報の適応的収集とその利用に関する研究●ITS(高度道路交通システム)と情報通信ネットワークの融合に関する研究◆富士通(情報通信) ◆パナソニック(情報通信) ◆ソフトバンク・テクノロジー(情報通信) ◆協和エクシオ(情報通信) ◆富士通ITソリューションズ(情報通信) ◆日立情報通信エンジニアリング(情報通信)◆日本電気(情報通信機械器具製造業) ◆富士通(情報通信機械器具製造業) ◆日立製作所(電気機械器具製造業) ◆NTTデータ(情報サービス業) ◆本学大学院進学 ◆横浜国立大学大学院進学ネットワークシミュレータ(OPNET)による新しい無線センサネットワーク制御技術の性能評価実験の風景。一部の小さな故障が、通信ネットワークにどのように波及していくかをシミュレーションするソフトの作成を行っている。[准教授]林 正博[教授]宇谷 明秀担当教員担当教員世田谷キャンパス 3号館1階世田谷キャンパス 16号館3階研究室の場所研究室の場所男子10名/女子1名男子7名/女子0名学部生院 生男子12名/女子0名男子7名/女子0名学部生院 生通信ネットワークの信頼性の研究とは、予備ルートや予備機の設置など、導入する信頼性対策の効果とコストの間で適切なバランスをとる方法論を確立することです。鍵となるのは、信頼性を一定の尺度で数値化することです。数値で表すことができれば、各信頼性対策の優劣が明確に分かるからです。適切な信頼性評価尺度の下で、現実の信頼性対策を比較検討し、効果的な信頼性対策を明らかにする研究を行います。環境モニタリング型無線センサネットワークのような大規模で複雑なシステムの最適設計、及び生物の情報処理機構やネットワーク形成機構に着目した自律分散型ネットワークの適応制御について研究しています。信頼できる通信ネットワークの実現法を研究します大規模システムの最適設計と適用制御我々は、通信ネットワークに深く依存しています。このような依存の下では、故障によって通信が利用できなくなったとき、我々の生活は大きなダメージを受けます。本研究室の研究は、故障発生によるダメージを小さくする合理的な方法を確立し、安心・安全な社会の実現に貢献します。安心・安全な社会の実現に貢献します社会との関わり“モノ”がすべてネットワークに繋がるIoT(Internet of Things)時代を迎えようとしています。この第4次産業革命の時代においては、従来の設計・制御技術は通用しません。人工知能(AI)を駆使した新たな設計・制御技術が求められます。本研究室の目標は、AIを駆使した新たな設計・制御技術の確立とそれに基づく次世代ネットワークサービスの創出にあります。AIによる次世代ネットワークサービスの創出社会との関わり研究内容研究内容ユーザ満足度の高い通信サービスを実現します故障に対して多様な考え方があります。信頼性が低くても安ければよいと考えるユーザもいることでしょう。様々なユーザの立場から見て満足度の高い通信サービスを実現し、快適な暮らしが実現される未来を目指します。目指す未来柔軟で快適な次世代ネットワーク社会の実現偏在する情報通信機器が自律的に情報処理を行い、状況に応じてそれらが効果的な相互作用(ネットワークの形成)を実現するための方法論を追及します。また、これにより、より柔軟で快適な次世代ネットワーク社会を実現します。目指す未来55

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