研究室ガイド2018
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自然科学科《自然》ソフトマテリアル研究室《自然》化学研究室知識工学部 自然科学科知識工学部 自然科学科 主な卒業研究テーマ 主な就職先・進学先●ワックスの熱測定(化粧品系)●ココアバター(チョコレート)やデンプンの熱測定(食品系)●生分解性プラスティックの構造と強度(高分子)◆埼玉県中学理科教員(教員) ◆沖電気工業(総合電機[電気・電子機器]) ◆丸石化学品(商社[化学]) ◆アサノ大成基礎エンジニアリング(建設コンサルタント) ◆本学大学院進学 ◆他大学大学院進学(東京工業大学・首都大学東京)最新のDSC(示唆走査熱量測定)、研究室には3台のDSCがあります。[教授]飯島 正徳担当教員世田谷キャンパス 6号館2階研究室の場所男子0名/女子0名男子1名/女子1名学部生院 生食品・化粧品から洋服、果ては自動車や飛行機に至るまで、ソフトマテリアル(柔らかい材料)は色々な所で活躍しています。このようなソフトマテリアル、比較的長くて大きな分子からできているため、特徴的な中間構造や階層構造を持ち、複雑な性質を示します。本研究室では、チョコレートやゼラチン・デンプンといった食品から高分子材料まで、ソフトマテリアルについて、分子の結合状態や構造の変化に着目して、その性質の可能性を探っています。ソフトマテリアル、その可能性を探るチョコレートを固めるとき、ちょっと特殊なテンパリングが必要です。また、ゼリーは冷蔵庫で冷やさないとプルプルになりません。冷凍ピラフと炊き立てご飯は同じご飯でも味が違います。これらの「何故?」について考えます。食品や化粧品等、身近なものについて「何故?」を考える社会との関わり研究内容ソフトマテリアルの不思議の解明熱測定やその他の分析装置による解析技術を駆使して、ソフトマテリアルの新しい情報を社会へ発信することを目指しています。ソフトマテリアルには、今でもわからない不思議な点がたくさんあります。ソフトマテリアルの不思議の解明、これは21世紀への挑戦です。目指す未来 主な卒業研究テーマ 主な就職先・進学先●コンピュータによる機能性物質の分子デザイン●光散乱測定装置を用いた界面活性剤の会合体の拡散に関する研究●天然物からの薬効成分の超臨界抽出●界面活性剤と色素の相互作用の研究●機能性ゲルの機能発現メカニズムの研究◆横浜市中学校理科教員(教員) ◆川崎市中学校理科教員(教員) ◆湘南工科大学附属高等学校理科教員(教員) ◆群馬県小中学校理科教員(教員) ◆東京工業大学大学院進学 ◆本学大学院進学独自に開発した動的光散乱測定システムは、高出力のグリーンレーザーを用いて液体中のコロイド粒子の運動を高分解能で解析できます。[教授]吉田 真史 [講師]高木 晋作担当教員世田谷キャンパス 6号館1階研究室の場所男子3名/女子4名男子0名/女子0名学部生院 生実験と計算機シミュレーションの2つの手法により、物質中の化学成分の分析、物質中の分子運動の解析、機能性分子のデザインなどの研究をおこなっています。実験手法としては、独自に開発した動的光散乱測定装置のほか、生命科学研究室と協同で超臨界二酸化炭素抽出装置や各種クロマトグラフィ分析装置などを主に用いています。実験と計算機シミュレーションによる物理化学の研究化学的な見方・考え方は、現代社会のあらゆる局面で必要不可欠なものです。高機能材料の開発、食品の安全性の保障、薬効成分の選択抽出、環境汚染物質の同定などを効率的におこなうには、分子構造の解明や微量成分の検出などの化学的手法が用いられています。化学は現代社会に必要不可欠社会との関わり研究内容日々出会う多様な材料、製品の品質向上を目指しますたとえば化粧品は液体中に微粒子が分散した構造を取っています。この微粒子が液体中でどのように運動しているかを調べることは、化粧品の滑らかさの向上につながります。日常で目にするさまざまな材料、製品の性質を向上させるための第一歩として、化学は大きな役割を果たします。目指す未来http://www.sci.tcu.ac.jp/laboratory05.htmlWEBサイトhttp://www.sci.tcu.ac.jp/laboratory04.htmlWEBサイト08708863

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