研究室ガイド2018
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自然科学科《自然》生命科学研究室《自然》地球科学研究室知識工学部 自然科学科知識工学部 自然科学科 主な卒業研究テーマ 主な卒業研究テーマ 主な就職先・進学先 主な就職先・進学先●等々力渓谷清流化プロジェクト●画像認識を用いた生物図鑑アプリの作成●香水の成分と持続時間の関係性●岩石や鉱物から地殻の生成や進化のプロセスを読みとる●化石から生物の進化や過去の地表環境を読みとる●水や大気の分析により現在の地球の物質循環のしくみを調べる◆伊藤園(製造業) ◆ホクト(製造業) ◆一正蒲鉾(製造業) ◆船橋市役所 ◆江戸川学園取手中学校・高等学校教員(化学) ◆本学大学院進学 ◆早稲田大学大学院進学◆東京消防庁(公務員) ◆応用地質(地質コンサルタント) ◆共立理化学研究所(試験・分析・測定) ◆アサノ大成基礎エンジニアリング(建設コンサルタント) ◆メディア・ワン(映像制作) ◆日本生命(保険) ◆早稲田大学大学院進学スコットランドでの地質調査。[教授]福田 達哉 ・ 吉田 真史[講師]﨡原 絹子[准教授]萩谷 宏担当教員担当教員世田谷キャンパス1号館3階・4階、6号館1階世田谷キャンパス 6号館1階研究室の場所研究室の場所男子11名/女子1名男子1名/女子1名学部生院 生男子1名/女子4名男子1名/女子0名学部生院 生生命の誕生以降、数多くの生物が繁栄・絶滅を繰り返すことによって現在の多様な生物種からなる生態系が形成されてきました。そこで本研究室では、菌類から動植物までの多種多様な生物の不思議を解明することを目標とし、野外調査、化学的分析、生物学的試験、遺伝子実験、コンピューター・シミュレーションなどの方法を駆使し、大学周辺のみならず国内外の様々な地域を舞台に研究を行っています。生命を育んだ惑星・地球の、大気・海洋・地殻の生い立ちを明らかにしていこうとしています。大陸の分裂・移動・衝突の様子や、現在の地球の生命圏を支える酸素の多い大気、海洋、地殻がどのようにつくられ、維持されてきたかを各地のフィールド調査から探ります。また偏光顕微鏡や機器分析を駆使して岩石に保存された情報を読みとります。各地の海岸砂や湧水の化学組成も研究対象としています。生物の生き方から学ぶ惑星・地球のおいたちを地層や岩石・鉱物から読みとる生物と気候・風土との関係、生物どうしの相互関係などを調べることにより、絶滅の危機に瀕した生物を守る方法を提案することができます。また、生物が持つ特有の化学物質を解析することで、人間に役立つ医薬品や抗菌剤などの基礎知見を明らかにすることができます。生物を守り、生物を活かす社会との関わり科学教育番組制作、博物館の展示制作、図鑑の出版など社会教育・生涯学習に関わっています。証拠品の分析で警察の科学捜査に協力した実績があり、卒業生は教育関係、地盤や応用地質・防災分野の他、出版関係、放送業界でも活躍しています。番組や図鑑、博物館を通じた科学教育、防災、科学捜査社会との関わり研究内容研究内容人と自然の共存・共栄を目指す人と自然の共存・共栄が脅かされている時代だからこそ、行わなくてはならない研究が存在し、その成果を次世代の新たな研究につなげていく必要があります。つなぎ合わせた研究の先に、人と自然が共存・共栄する発展的な社会があるために、研究を途切れさせることはできません。目指す未来過去と現在を知ることが地球の未来を予測する基礎地球のしくみを読み解くことは、それだけで人類にとって価値があります。また、地球温暖化の海面上昇と上流域の砂防ダムの影響などで、日本の砂浜海岸は危機的状況といわれますが、例えば現在採取している各地の海岸砂のデータが、海岸の保全や将来の砂浜回復に役立つ基礎情報になります。目指す未来http://www.h-hagiya.com/lab/WEBサイト個体数を急激に増加させているシカにより、国内の様々な地域の森林が被害を受けています。08909064

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