研究室ガイド2018
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環境マネジメント学科109110《環境政策分野》古川研究室(環境法政策)《環境政策分野》佐藤[真]研究室(環境教育と国際協力)環境学部 環境マネジメント学科環境学部 環境マネジメント学科 主な卒業研究テーマ 主な卒業研究テーマ 主な就職先・進学先 主な就職先・進学先●地方創生/コンパクトシティの政策展開とその課題●再生可能エネルギーの地産地消●生物多様性の保全・利用に係る制度構築●対人・組織コミュニケーション研究(国際協力、協働取組など)●国内外における環境教育・ESD政策研究●環境保全活動事例研究(プロジェクト・マネジメント、環境倫理学的考察、システム思考による因果ループの抽出など)◆キリン(製造業) ◆東急ライフィア(不動産取引行) ◆綾瀬市(公務員) ◆千代田区(公務員) ◆浜松市(公務員) ◆キヤノンITソリューションズ(情報サービス業) ◆さがみ信用金庫(金融業)◆日立製作所(研究) ◆住友林業(営業) ◆星野リゾート(マネジメント) ◆小学校教師(教育) ◆青年海外協力隊(職種:環境教育) ◆海外留学(英国等、国内外)とある場所に置かれている廃食用油回収ボックスです。古川研究室では廃食用油の収集・リサイクル体制の検討なども行っています。国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊活動(環境教育)の活動分析による、阻害・貢献要因シミュレーション教材の開発の風景。文部科学省の「国際協力における大学の知の活用」の優良事例として選ばれました。[准教授]古川 務[教授]佐藤 真久担当教員担当教員横浜キャンパス 3号館6階横浜キャンパス 3号館4階研究室の場所研究室の場所男子17名/女子2名男子5名/女子11名男子0名/女子0名男子0名/女子0名学部生学部生院 生院 生水質汚濁、大気汚染、自然破壊といった典型的な環境問題にとどまらず、我々の生活基盤である環境の保全と利用に係る幅広い問題(たとえば防災や観光など)を研究対象とします。これらの問題を法という「しくみ」を通して理解し、そこから課題を抽出し、解決策を提案していきます。あわせて、これらの「しくみ」が我々の日常生活にどのように係っているか、我々の意思決定をどのように、また、どの程度反映しているかなどについても検討していきます。「能力開発」、「倫理」、「協働」は、持続可能な社会の構築に不可欠なテーマです。国内外での多くの経験を有する指導教授の下で、環境・開発問題と能力開発(個人、組織、地域)を関連づけながら、学外の組織との共同研究などを通して、そこに内在する価値観・倫理観、能力・態度、社会参加・協働ガバナンスについての考察を深めます。「しくみ」を通して現状を理解し、解決策を提案しよう持続可能な社会の構築にむけた能力開発と協働の仕組みづくり「しくみ」の代表例が法律や条例です。また、法律などに基づかない政策も広く「しくみ」に含めて考えられます。こうした社会の「しくみ」の改善を提案できるようになることを目指しています。そうすることで、よりよい社会の形成に少しでも貢献できればと考えます。解決策の提案は「しくみ」の変更提案にしよう社会との関わり現在、国連大学 サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)客員教授、ESD円卓会議委員、環境省協働取組加速化事業委員長、青年海外協力隊(職種:環境教育)技術専門員、UNEP10年枠組(持続可能な生産と消費、ライフスタイルと教育)ワーキング委員などを務めています。2016年度からは、文部科学省の「平成28年度グローバル人材の育成に向けたESD推進事業(ESDコンソーシアム)採択プログラム(事務局:横浜市教育委員会)のESDコーディネーターを務めています。協働ガバナンス、社会的学習、中間支援機能などの、地域マネジメント、組織論、学習・教育論の連関に関する研究を進めています。日本の国際協力の知見蓄積、協働ガバナンスモデルの活用、環境教育・ESD関連取組への貢献社会との関わり研究内容研究内容「しくみ」の理解を社会で生かそう法律などを運用する公務員にとっては、直接的に「しくみ」の理解が役立ちます。また、企業においても、遵守すべき法律などを把握する必要があるため、「しくみ」の理解が役立ちます。企業では、たとえばCSR(企業の社会的責任)担当部門での活躍が期待できます。目指す未来VUCA時代に対応した結合的な能力開発モデルの構築VUCA時代(変動性、不確実性、複雑性、曖昧性)の高い今日の社会において、多様な能力(個人、組織、地域)の効果的開発とその有機的結合が期待されています。従来の枠組みにとらわれない能力開発に関する研究と実社会における実践・活用を実施しています。目指す未来76

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