研究室ガイド2018
82/126

117118高田研究室(ジャーナリズム)中村[雅]研究室(参加デザイン)メディア情報学部 社会メディア学科メディア情報学部 社会メディア学科 主な卒業研究テーマ 主な卒業研究テーマ 主な就職先・進学先 想定される主な就職先●「誤報」の研究●「調査報道」の社会的、歴史的役割●歴史とメディア●市民と専門家が交流する科学コミュニケーションの場作りの研究●子どもたちのメディア活動や主体的学習が生み出す学びについての研究●新しいメディアや情報技術が生み出すコミュニケーションの研究◆イッツ・コミュニケーションズ(マスメディア) ◆NRIデータiテック(IT系) ◆東急コンピュータシステム(IT系) ◆NECフィールディング(IT系) ◆東京メトロ(鉄道) ◆内田洋行(商社) ◆日本通運(運輸)◆放送局 ◆通信社 ◆新聞社 ◆インターネット企業 ◆テレビ番組制作会社 ◆広告会社 ◆出版社 ◆公務員 などイラク戦争に参加した元米兵を招き、「戦争の本質は何か」「相互理解どう進めるか」などを議論。英語での質疑も実施(2017年5月)研究室とNPOが共同運営する「つづきジュニア編集局」の活動の一環として、インターネット放送を実施した時の様子。[教授]高田 昌幸[教授]中村 雅子担当教員担当教員横浜キャンパス 3号館4階横浜キャンパス 3号館5階研究室の場所研究室の場所男子5名/女子4名男子14名/女子6名男子0名/女子0名男子0名/女子0名学部生学部生院 生院 生いま、世の中で何が起きているか。私たちはメディアを通じてしか、それを認識することはできません。では、そのニュース・報道は本当に正しいのでしょうか。どこかに「歪み」はないのでしょうか。高田研究室は、取材・編集・発信というプロセスの分析を軸に据え、「歪み」の本質を解明します。同時に「発表報道」「調査報道」についても研究します。技術が発達しても、それに載せる情報を作るのは「人」。本当に必要な情報は何かを学びます。情報技術を活用して社会をより楽しく心豊かにするために、今どんなメディアやサービスが必要か、その開発のために市民と専門家がどう協力したらいいかを考えます。学校や行政、市民活動の方々と一緒に「現場」で活動をサポートし、実証的なデータを踏まえて研究するのが特色です。最近の主なテーマには、クラウドファンディングと地域コミュニティ、実践的メディア活動や総合学習のデザイン、市民参加の科学コミュニケーションなどがあります。取材のプロセスを解剖し、情報の真偽に迫る人と情報技術の「もっといい関係」をデザインしよう!報道の力によって社会が大きく変わることがあります。ニクソン米大統領を辞任に追い込んだ「ウォーターゲート事件」報道はその代表例ですが、そうした「調査報道」の力が日本では著しく衰退しています。高田のこれまでの実践成果も踏まえ、調査報道の意味と必要性を社会に浸透させていきます。●地域NPOとの協働による子どもたちによる地域メディア活動の運営(2017年度は小4~高校生まで約70名が参加)●公立中学校との協働による総合的学習のプログラム開発●地域活動(都筑多文化・青少年交流プラザ)の情報発信支援●サイエンスカフェの開催 など社会を変える「調査報道」社会的実践との往還によってこそ研究が豊かになる社会との関わり社会との関わり研究内容研究内容たった一つの真実なんてない。情報の多様性の確保を情報技術を「自分ごと」にして、より心豊かな社会にSFの名著「1984年」は、情報が統制された未来社会の悲劇を描きました。生物の種が多様であるように、人間社会も多様だからこそ美しいはずです。それを担保するのが「言論の自由」と「情報の多様性」。当研究室はそれを阻む要因を分析し、ジャーナリズム界などに提言もします。情報技術は多くの市民にとってまだ専門家任せのイメージです。しかし「参加デザイン」という発想は、メディアや情報システムを受け身に使うだけでなく、自分もそれらのデザインに関われるという可能性を開き、自分の問題(自分ごと)としてとらえるきっかけになります。目指す未来目指す未来https://takadamasayuki.comWEBサイトhttp://nakamura-lab.sv.yc.tcu.ac.jp/main/htdocs/WEBサイト社会メディア学科81

元のページ  ../index.html#82

このブックを見る