研究室ガイド2018
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119120広田研究室(行動的意思決定)矢吹研究室(文化と発達家族心理学)メディア情報学部 社会メディア学科メディア情報学部 社会メディア学科 主な卒業研究テーマ 主な卒業研究テーマ 主な就職先・進学先 主な就職先・進学先●クチコミがどんなメカニズムで伝わるのか●眼球運動測定器を使った、意思決定に関する研究●消費者行動に関係するコミュニケーション研究●国際結婚家族における家庭文化構築の諸相●留学経験者の就職活動における内定獲得困難についての心理的要因―企業の求める「グローバル人材」とのズレ●両親が不仲である若者のライフコース選択についての一考察◆ミツエーリンクス(広告) ◆コンピュートロン(IT) ◆京セラコミュニケーションシステム(IT) ◆セイコーシステムソリューションズ(IT) ◆日本郵船(旅行会社) ◆みずほ証券(金融) ◆まいばすけっと(流通) ◆日立工機(製造)◆セコム(サービス業) ◆島村楽器(楽器) ◆ベネッセ(教育関連・出版) ◆エン・ジャパン(人材サービス) ◆電通国際情報サービス(情報・通信業) ◆日本生命保険(生命保険) ◆エイチ・アイ・エス(旅行)眼球運動測定器で旅行会社のウェブサイトがどのようにみられているかを探索的に検討した結果。円の大きいところは長い時間注視している。日米国際結婚夫婦対象に、家庭で構築された文化の諸相と心理的な変容過程を分析。国際結婚家族の現状が鮮明に浮かび上がる。[教授]広田 すみれ[准教授]矢吹 理恵担当教員担当教員横浜キャンパス 3号館5階横浜キャンパス 3号館4階研究室の場所研究室の場所男子17名/女子3名男子18名/女子0名男子0名/女子0名男子0名/女子0名学部生学部生院 生院 生スーパーでの買い物やウェブでの消費行動、環境問題への対処行動、進路の選択など、人間な意思決定は情報提供の方法等に影響されています。そこで意思決定が他人のクチコミやe-サイトの情報提供の順序や表現やデザイン、実際の店舗での商品のレイアウト、メディアでの広告などにどのように影響されているかを社会心理学を背景に、眼球運動測定器を用いた視線の分析や仮想サイトでの実験、ウェブでの質問紙調査等で検討しています。“多文化との共存・共生”。最近よく耳にする言葉ですが、具体的にそれが何を指し、どのような意義をもち、どんなことが共存の障害となっているかご存知でしょうか。私たちはその現実例として、まさに「多文化」が「家族」として共存する「国際結婚」を研究テーマの一つとしています。そこから「文化とは何か」、「家族とは何か」、「ジェンダーとは何か」、さらには「自己とは何か」という根源的な課題を、心理学的手法に基づいて解き明かそうとしています。様々な意思決定に影響する要因を社会心理学で解明家族・多文化・国際結婚・「自分とは何者か」を探る最近では消費者の商品選択やウェブのレイアウトを見る際に視線や瞳孔反応のような生理指標の利用が注目されています。眼球運動測定器を用いて分析することで、従来の調査やマーケティングでは明らかにならなかった要因を解明することができます。個人から政策まで、「決め方」を分析する社会との関わり多文化理解は、国家や民族、宗教的背景など、様々な考えや生き方を理解することから始まります。そのためには、社会や家族やさらには自己をどう捉えるかについて考え学ぶことが必要です。この研究室では心理学的な手法に基づいて、21世紀の私たちにとって大きな課題である自己理解・多文化理解を促進していきます。待ったなしで進む国際化を家族の視点から考察する社会との関わり研究内容研究内容社会的に、優れた決定ができるように支援します日常生活には意思決定の場面が沢山あります。しかし感情によって合理的決定ができなくなったり、また認知的バイアスに影されたりします。そこでそういったメカニズムを解明することで、どんな形(レイアウトや選択肢の出し方)なら適切な決め方になるか支援をすることも可能です。目指す未来体験学修により心理学を学ぶことにより、「自分は何者であるか」を理解する人間の心理を考察する学問は、その学問的な方法に基づいて「自らの手で現実を探る」ことが大切です。研究室では自己を見つめ直し理解するための「体験学修」や「フィールドワーク」を重視しています。本当の自分と向き合い、そこから他者・家族・異なる文化への理解を深めます。目指す未来社会メディア学科82

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