研究室ガイド2018
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146147環境プランニング研究室都市安全環境研究室都市生活学部 都市生活学科都市生活学部 都市生活学科 主な卒業研究テーマ 主な卒業研究テーマ 想定される主な就職先 想定される主な就職先●アジア歴史都市における熱環境改善と街なか回遊性の向上●街並み景観の保全計画への地域緑化の組み込み●こどもと環境に配慮した都市型キャンパスの計画手法●居住環境と災害リスク認知の関係●高齢者の津波避難対策に関する研究●街路歩行者の経路選択に関する研究◆建設業 ◆専門サービス業 ◆情報サービス業 ◆大学院進学◆ディベロッパー ◆コンサルタント ◆公務員 ◆インフラ関連事業 など緑や自然環境との共存・共生に配慮した都市環境の整備に50年以上前から取り組むガーデンシティ、シンガポール街なかの様子。東日本大震災における避難経路(千葉県御宿町)[准教授]斉藤 圭[講師]諫川 輝之担当教員担当教員等々力キャンパス 2号館3階等々力キャンパス 3号館2階研究室の場所研究室の場所男子3名/女子3名男子0名/女子0名学部生院 生よりよい未来の都市環境を創造していくためには、身の回りの生活環境の実態を把握し、それらを判断材料として繋ぎ合わせながら、将来の計画・デザインへと結びつけていくことが重要です。本研究室では、都市における街区や近隣エリアの抱える問題に対して、都市環境工学や景観工学の視点から見た科学的・定量的な手法やデータを活用しながら、将来的な低減・解決に繋げる環境配慮型の都市環境デザイン手法・プロセス開発について研究を行っています。都市空間とそこで展開される人の心理や行動をデータに基づき分析して、安全で快適な都市環境の創出に役立てるための研究を行っています。主要なテーマは地震や津波など災害に対する避難行動や防災意識、防災対応に関することですが、これらは平時からの都市のあり方と大いに関連するため、平時の都市環境と人の心理・行動の関係についての研究にも取り組んでいます。研究の方法は、アンケート調査やインタビュー調査、観察、実験など様々です。環境に配慮した都市空間に科学的な視点からアプローチ生活者の視点から都市の「安全」と「環境」を考える実際の現場での実測や聞き取りを通じ、自身の肌で感じた生の情報を大切にし「その土地ならでは」の文化・歴史的な背景などもくみ取れるよう意識しながら研究を進めています。得られた成果は日本のみならず国際的な視野で実社会に還元できるよう研究・教育活動に取り組んでいます。特定の地域(フィールド)に入り、研究と実践を合わせて行うアクションリサーチを進めています。これまで、千葉や静岡の沿岸部において行政や住民組織と連携して調査を行ない、ワークショップや報告会を開催してきました。また、企業との共同研究実績もあります。海外大学との共同研究プロジェクトも継続・展開中フィールドを対象としたアクションリサーチ社会との関わり社会との関わり研究内容研究内容50年後、100年後も人と環境に優しいまちづくり安全性と快適性が両立した環境づくりを目指して多くの東南アジアの大都市では、急激なスピードで進む開発と人口流入で街なかがどんどん暑くなっています。街のアイデンティティである都市の景観や人々のアクティビティ向上などに配慮しながら将来的な都市環境の改善に役立つよう、多角的な視点から研究に取り組んでいます。安全性の確保はきわめて重要ですが、絶対安全ということはあり得ません。また、安全だけを追求して日常の利便性や快適性が損なわれてしまっては、本末転倒です。これらをどのようにバランスをとっていけば良いかを考え、ハード・ソフトの両面から提案していきたいと考えています。目指す未来目指す未来都市生活学科2017年度新設の研究室のため所属学生はまだいません。学部生98

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