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トピックス詳細(イベント・行事)
2017年11月16日(木)、マーク・マガウワン西オーストラリア州首相に対する名誉博士学位の授与式ならびに記念講演会を世田谷キャンパスにて開催しました。
本学が同州パースを舞台にエディス・コーワン大学(略称:ECU)の協力を得て実施する「東京都市大学オーストラリアプログラム(略称:TAP)」は、同州政府から様々なご支援を受けております。
本年8月、三木学長らがマーク・マガウワン州首相を表敬訪問した際、同州首相は日本に対する深い関心と、本学が実施する「東京都市大学オーストラリアプログラム(TAP)」へ高い評価を示されました。これを受け、本学では11月に訪日する同州首相をお招きするとともに、名誉博士号を贈り、併せて記念の講演会を開催することにいたしました。
同日17時から始まった授与式には、来賓のリチャード・コート駐日オーストラリア大使、堀井 巌外務大臣政務官に加え、日豪経済委員会を代表し木下 雅之 三井物産株式会社顧問の他、本学教職員・学生も合わせ、総勢約300名が参加しました。
同式で、三木学長は「マガウワン州首相はわが国とオーストラリアの友好親善に尽力され、又、TAPにも多大な支援を賜っている。名誉博士号を贈り、その貢献を称えたい」と語りました。
続いて実施された記念講演会では、同州首相が本学や来賓・出席者に対して感謝の言葉を述べられた後、教育の大切さと日本・西オーストラリア州との古く強い結びつきについて、時にユーモアを交えながら紹介されました。
講演後には、TAP参加学生による祝辞やマガウワン州首相夫人への花束贈呈が行われ、場所をメモリアルホールに移したレセプションでは、同州首相とTAP参加学生が親しげに語り合う場面や、記念写真を撮る姿も見られ、大盛会のうちに幕を閉じました。
本学と西オーストラリア州のさらなる結びつきの強化とTAPの発展にご期待ください。
マガウワン西オーストラリア州首相の「学生へのメッセージ」は以下のとおりです。
東京都市大学が学生を西オーストラリア州へ送るプログラムを持っておられることを嬉しく思います。かつての私がそうだったように、若い皆さんは自分の人生の行く末がわからないと思っているかもしれません。ですが、いつかは様々な仕事に就くことでしょう。その時、西オーストラリアで学んだということ、パースへの愛を育んだこと、オーストラリアの人々を理解しようと努めたその経験が意味を持ち、それが長く続く関係の礎となっていくのです。だからこそ、東京都市大学のTAPは大切なものなのです。皆さんは異なった文化を学び、皆おなじ人間だということを学ぶのです。私たちは自分自身のために、家族のために、子どもたちのために努力をし、地域社会に貢献したいと思っています。人生において、相互に理解し、友情を育み、喜びを見つけたいと思っています。他の場所から来た人に出会った時、どこから来た人であろうと、皆あなたと同じことを求めていることを知るでしょう。東京都市大学とエディスコーワン大学、他の多くの大学との間で作られる関係は、時を越えて続いていくと私は確信しています。
私に名誉博士号を授与して下さった東京都市大学に感謝いたします。そして、西オーストラリアへ行く皆さんが実り多い時を過ごすことができますようにお祈りいたします。