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学生有志7名「衛星設計コンテスト」で二賞を授賞!

この度、当学科/専攻の学生有志7名がJAXA、天文学会、機械学会、電情通信学会らが主催する「第29回 衛星設計コンテスト」(通称サトコン)のアイデア部門に挑戦し、11/13(土)の最終審査会にて、

・日本天文学会賞
・宇宙科学振興会賞

の二つの賞を受賞しました!

応募題目:粒子推進&RTGで挑む「追い越せボイジャー計画」
The program of outdistancing the Voyager 1
– challenging with RTG and particle propulsion sail –

本研究は、原子力技術を宇宙分野へ応用することにより、長期間にわたって電力を供給する原子力電池(RTG)と探査機を加速し続ける「α粒子推進エンジン」を搭載した探査機を提案したものです。

今回の第29回衛星設計コンテスト「アイデアの部」には44件の応募があり、その内、本提案を含む4件が書類審査を通過。チームメンバー7名は都市大で原子力を学ぶ学部2年から大学院1年にまたがる多様な構成で、半年以上の準備期間をかけ文献調査や数値解析を行い、提出物である「解析書」や「模型・動画」を作成し最終審査会に臨みました。

2分動画:(画面クリックでYou tubeへ)

参加メンバー:
共同原子力専攻
・M1 長谷川 京吾
・M1 松前 信伍
原子力安全工学科
・B4 櫻井 祐希(リーダー)
・B4 矢口 陽樹(サブリーダー)
・B4 根本 雄作
・B3 橋本 ゆうき
・B2 三枝 翻
指導教員
・高木 直行(研究教授)

ミッションの概要:
今後、我が国が深宇宙探査の範囲を拡大していくためには、太陽光に依存しない電源や、高速移動のための推進エンジンが不可欠になります。
これらのニーズに応えるため、太陽光の届かない場所でも40 年間 1W 以上の電力を供給する「超小型原子力電池 (RTG: Radioisotope Thermoelectric Generator)」と 、機械的可動部を持たず電力消費無しにα粒子放出の反作用で探査機を加速し続ける「α粒子推進エンジン」を提案しました。
これらの技術を組み合わせた探査機は、 太陽重力に勝る推力で探査機を加速し、地球から最も遠方に到達した探査機ボイジャー1 号を約 41 年間の航行で追い越す見通しを得ました。

1 We の電力を 40 年間出力する超小型軽量原子力電池(RTG)

 

「衛星設計コンテスト」とは?
この「衛星設計コンテスト」とはコンテスト形式の教育プログラムです。主催は、JAXA、日本天文学会、日本航空宇宙学会、日本機械学会、電子情報通信学会、地球電磁気・地球惑星学会、宇宙科学振興会、日本宇宙フォーラム、日本ロケット協会の9組織、そして内閣府宇宙開発戦略推進事務局、文部科学省、総務省、経済産業省、防衛省が後援組織として名を連ねています。1993年に開始され今年29回目を迎えました。今年は設計の部に6件、アイデアの部に44件、ジュニアの部に20件を越える応募があり、書類審査通過倍率はそれぞれ2倍、11倍、3倍でした。

衛星設計コンテスト
第29回衛星設計コンテストの受賞作品が決定しました。

以上

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