- HOME
- トピックス一覧(イベント・行事)
- トピックス詳細(イベント・行事)
トピックス詳細(イベント・行事)
2023年12月6日(水)、本学世田谷キャンパス7号館TCUホールにて、「第2回 東京大学宇宙線研究所との学術連携記念講演会」を開催しました。
2020年に東京大学宇宙線研究所と本学が学術連携協定を締結した際に開催して以来の講演会には、本学学生・教職員ほか、地域の方々や高校生、企業の方など約300名の方々にご参加いただきました。
はじめに、2015年のノーベル物理学賞受賞者で、東京大学宇宙線研究所の梶田隆章 教授による「重力波で探る宇宙の謎」と題した講演が行われました。重力波観測装置・レーザー干渉計の欧米および日本の歴史や「KAGRAプロジェクト」の推移をはじめ、2024年春に本格観測を目指す大型低温重力波望遠鏡「KAGRA」の国際共同観測における役割と期待、重力波天文学の発展に貢献できる喜びなどが語られました。
続いて行われた、同研究所の大橋正健 教授による講演では「KAGRAと研究」と題し、主にKAGRAプロジェクトの発足から現在に至るレーザー干渉計などの装置開発や観測施設・設備建設における苦労話などの他、「KAGRA」命名の話やプロジェクトに参加した研究者たちのエピソードが紹介されました。
講演後には、梶田 教授と大橋 教授による対談が本学デザイン・データ科学部 髙橋弘毅 教授の進行で行われ、KAGRAプロジェクトの見通しや日本における学術研究の課題などが語られました。対談の終わりに、大橋 教授が「工学的な知識や経験、バイタリティをぜひ我々に貸してほしい」と本学との学術連携に対する期待を述べられ、梶田 教授からは「重力波に関するたくさんの事柄が発見される時代になってきて、そこからは予期できないサイエンスが発生することでしょう。これから本当に面白くなると思います」と語りました。
今回の講演会は、適宜設けられた質疑応答の中で、本学学生含め参加者から多くの質問が寄せられる等、盛況のうちに幕を閉じました。
当日のプログラム内容 |
||
1 |
15:30 |
開会の挨拶 |
2 |
15:40 |
講演「重力波で探る宇宙の謎」 |
3 |
16:35 |
講演「KAGRAと研究」 |
4 |
17:05 |
対談 |
5 |
17:25 |
閉会の挨拶 |