2024年8月8日（木）、世田谷キャンパスにて新10号館（第2期工事）の竣工式を挙行しました。

同館5階にて、午前10時30分より始まった神事は、本学関係者と設計者、施工者ら約70名が参列し、厳かに執り行われました。

本学は、創立100周年（2029年）に向けた中長期計画「アクションプラン2030」の一環で、世田谷キャンパス敷地面積の約3分の1をリニューアルする「東京都市大学キャンパス再整備事業」を2019年度より進めています。2021年には、経済産業省の令和2年度ZEB（Net Zero Energy Building）実証事業にも採択された7号館を建設しており、今般の新10号館竣工によって新棟の建設は完了することから、再整備事業は一つの大きな節目を迎えることとなりました。

竣工した新10号館は、本学の源流の一つである武蔵工業大学の流れを汲む理工学系の教育研究における最重要施設として位置付けており、学問領域間の交流と相互刺激を促す「オープン化」をコンセプトとし、課題解決型の「新研究ゾーン」に大きなスペースを割り当てるなど、必要に応じ教育研究活動のスペースの拡幅に充てることができる建物として整備しています。また、持続可能な社会発展に資するべく環境面へも配慮することで、7号館に続いてZEB化を達成し、BELS（※）の最高評価である5スターを獲得、「ZEB Oriented」認証を取得しています。

今後も東京都市大学グループは、引き続き良質な教育・研究環境の整備に絶えず取り組んでまいります。

※　BELS認証について
建築物省エネ法（建築物のエネルギー消費性能向上に関する法律）第7条に基づく省エネ性能を表示する第三者認証制度の一つで、一般社団法人住宅性能評価・表示協会が運営しています（環境省ゼブ・ポータルサイト抜粋）。

東京都市大学 新10号館 建物概要等