卒業生インタビュー / 難波 大智さん

学生時代に学んだ利用者の視点で考える“まちづくり”。
東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)横浜支社
難波 大智
都市生活学部 都市生活学科 平成26年卒業
神奈川県・桐蔭学園高校出身
大切なのは、社会インフラを支える使命感。
小さいころから興味のあった建築を、「街」「生活」というより広い視野でみる学びに魅力を感じ、都市生活学部に入学。理想の “まちづくり”は何かを追求する中で、鉄道会社が推し進める都市開発を知り、社会を支える仕事に携わりたいと思ったのが、JR東日本を志望したきっかけです。現在は、利用者の方が安心して鉄道を利用できるように、配属された駅の改札、ホーム、窓口など、駅業務全般を担当しています。責任が重く、大変な仕事ですが、お客様に「ありがとう」と言っていただけることも多く、街に住む人々に貢献できていると感じます。ライフスタイルに密接に関わる鉄道。社会インフラを支えている、という使命感を常に持つように心がけています。
利用者の視点に立つ大切さを知ったマレーシアでの経験。
“まちづくり”をする上で大切なのは、利用者の立場に立つこと。その視点の大切さに気付いたのは、学生時代に訪れたマレーシアでの経験。急速に発達するマレーシアの都市に興味を持ち、その理由を知るために現地を訪れました。そこで感じたのは、多様な人種の人たちが暮らすマレーシアでは、お互いの宗教を尊重し合う文化があるということ。建物一つをとってもその文化が根付いており、お互いの宗教のしきたりに考慮したまちづくりがなされています。この利用者の視点に立つまちづくりが、多様な人たちが力をあわせる一つのきっかけになり、今日のマレーシアの発展に一役買っているのだと知ることができた貴重な経験でした。
“まちづくり”の知識を活かし、これからも利用者の方に貢献したい。

配属された駅のある地域は、近隣に大きなマンションが建ったことでファミリー層が増え、新しいニーズが生まれています。少しでも多くの利用者の方に「ありがとう」と言ってもらうために、街の状況を常に理解し、どのようなサービスができるのかを考えていきたいです。そして将来的には、JR東日本が行っている駅ビルや駅ナカ施設の開発を行う部署で、学生時代に学んだ“まちづくり”の知識を活かしていきたいと思っています。私が学生時代に自分の目でみて経験することで、自分が何を学びたいのか、また学ぶ上で大切なことにも気づくことができました。これから大学生になる皆さんにも、ぜひ色々な経験をしてほしいと思っています。東京都市大学には、自分の考えたことを実現できる環境が必ずあります。