東京都市大学 研究者一覧
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156 TCU Research Directory講 師 穴田 一物理学 数理物理・物性基礎所 属知識工学部 経営システム工学科所 属研究室人間情報システム 穴田研究室H P─研究内容と目指すもの複雑系を構成論的アプローチによって研究しています。ここで言う複雑系とは、相互作用によって複雑に絡み合った不可分な系の事で、自然界や社会に見られる殆どの現象は複雑系です。そして複雑系を解明するための有力な手法の一つが、コンピュータ内に研究対象のモデルを構築し、シミュレーションを行う構成論的アプローチなのです。複雑系の仕組みが解明されれば、あらゆるアルゴリズムにつながると考えています。具体的には、生物の進化、脳、免疫系、人間関係の生成、流行現象、金融取引に関する研究を行っています。また、平行してアルゴリズムの研究を行っています。1複雑系最近の研究テーマ2業績・プロジェクト・産学連携等3【英文論文4編】Characteristic Representation of Elementary Cellular Automata (Physics Letter A) など論 文第6回ネットワーク生態学シンポジウム優秀ポスター賞「Bak-Sneppenモデルと相互作用ネットワーク構造」受 賞生物進化、脳、免疫系、経済時系列変動のメカニズムをコンピュータシミュレーションを通して研究しています。分 科細 目数物系科学複雑系コンピュータシミュレーション複雑ネットワークTSPの解法巡回セールスマン問題の解法を様々なアプローチで研究しています。シミュレーションのネットワーク構造依存性の研究複雑系を解明するためには、シミュレーションにおける相互作用のネットワーク構造が重要です。現在、そのネットワーク構造の解析方法や、あらゆるシミュレーションのネットワーク構造依存性について研究しています。【研究報告(日本語)27編】改良型Memoryを用いたMAX-MIN Ant System(第106回MPS研究会)、ネットワークを考慮した流行の2次元閾値モデルにおける情報伝播(第9回複雑コミュニケーションサイエンス研究会)他研究報告【研究発表(日本語)74編】解が与えるインパクトを考慮したMAX-MIN Ant System with Memory(情報処理学会第77回全国大会)、流行現象の2次元閾値モデルにおけるネットワーク構造依存性(日本物理学会第69回年次大会)、HIV感染数理モデル(日本物理学会第68回年次大会)他研究発表研究者情報

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