東京都市大学 研究者一覧
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TCU Research Directory 157 教 授 飯島 正徳物理学/ 生物物理・化学物理・ソフトマターの物理/複合化学/農芸化学 高分子化学/食品科学所 属知識工学部 自然科学科所 属研究室自然 ソフトマテリアル研究室H Phttp://www.sci.tcu.ac.jp/研究内容と目指すもの高分子や食品を含むソフトマテリアルをターゲットとして、熱測定の解析手法を駆使し、物性解析を行う。ソフトマテリアルの特徴は、ミクロンオーダーの巨大な中間構造を有することであるが、このような中間構造が特異な物性を発現する。そのため、最新の熱測定解析手法により、この構造と物性の関連を明らかにする。さらに、ダブルへリックス構造はDNAなどで非常有名であるが、食品を構成する分子にも、コラーゲンのトリプルへリック、コーンスターチのαへリックスなど、特有のへリックス構造があり、分子レベルでの解析から、へリックス構造と物性の関係を明らかにすることを目指している。1食品や高分子の構造と熱測定最近の研究テーマ2業績・プロジェクト・産学連携等3“Nanostructure of Clusters in Nafion Studied by DSC” International Journal of Thermophysics (2006)、「高分子材料のDSCによるトピックス」日本熱測定学会 熱測定(2009)、“Quasi-isothermal measurement by TMDSC in isotactic polypropylene” Journal of Thermal Analysis and Calorimetry(2008)、“Isothermal Crystallization and Melting of Isotactic Polypropylene Analyzed by Time - and Temperature -Dependent Small -Angle X-ray Scattering Experiment” Macromolecules(2000)など 【英文論文15篇】【和文論文7篇】【著書3篇】論 文㈱東レリサーチセンター「高分子材料の熱分析の深化」、三菱樹脂㈱「ポリプロピレンにおけるβ晶成長の核剤効果およびそのメカニズム解析」の受託研究産学連携チョコレートやゼリーなどの熱測定から融解やゲル化を測定し、物性や食感との関係を明らかにする。分 科細 目数物系科学ソフトマテリアル熱分析高分子物性食品物性熱伝導率測定方法の確立熱測定装置DSCによる熱伝導率測定方法として登録されたASTEM E1952について、改良型の提案を行った。現在詳細の検討中である。研究者情報

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