東京都市大学 研究者一覧
171/282

TCU Research Directory 169 化 学エネルギー変換物質変換リサイクルX線分析准教授 江場 宏美複合化学 分析化学/グリーン・環境化学/ エネルギー関連化学所 属工学部 エネルギー化学科所 属研究室機能設計・解析化学研究室(無機物質変換)H Phttp://www.ese.tcu.ac.jp/labs/nano1分 科細 目研究内容と目指すもの資源の活用と環境保全の観点から物質とエネルギーのリサイクルを意識しつつ、クリーンエネルギー水素の製造や、二酸化炭素やスラグなど廃棄物・環境汚染物質の低減ないし利用を目的として、化学反応の解析と無機材料の合成・分析の研究を行っています。また物質や材料を構成する元素の種類や化学状態、原子配列を分析する新しいX線分析手法・装置の開発も進めています。1製鋼スラグに含まれる遊離石灰の分析による水和挙動評価最近の研究テーマ2業績・プロジェクト・産学連携等3“Powder X-ray Diffraction Analysis of Lime-Phase Solid Solution in Converter Slag” (ISIJ International, Vol. 55, No. 3, 2015, pp. 616–622) など 査読付き33件論 文「二酸化炭素の固定化方法」、特許第5131721号、「蛍光X線分析方法および蛍光X線分析装置」、特許第4660748号 など登録特許10件特 許日本分析化学会X線分析研究懇談会・浅田榮一賞、日本化学会・講演奨励賞 Denver X-ray Conference, XRF Poster Award ほか受 賞平成24~26年度、平成20~22年度 科学研究費補助金・基盤研究(C)、平成27年度八洲環境技術振興財団 ほか外部資金製鋼スラグは道路用路盤材などとして有効利用されていますが、遊離石灰(CaO)を含んでいると水和反応(→Ca(OH)2)により体積が膨張し崩壊する恐れがあるため、遊離石灰の定量が必要です。遊離石灰には2価金属酸化物が固溶しやすいことから、本研究では固溶体の合成に取り組み、その水和反応性などの性質を調べるとともに、スラグのX線回折分析により純石灰と固溶体石灰を別々に定量し、スラグの水和反応挙動や膨張性の評価を進めています。平成26年度~「鉄鋼スラグ中フリーMgO分析法の開発と標準化」、平成23~24年度「鉄鋼スラグ中フリーCaOのキャラクタリゼーション技術の標準化」、日本鉄鋼協会研究会(受託研究) ほかメーカと共同研究産学連携研究者情報

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です