東京都市大学 研究者一覧
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TCU Research Directory 175 教 授 白木 尚人機械工学 機械材料・材料力学所 属工学部 機械工学科所 属研究室機械材料研究室H Phttp://www.eml.me.tcu.ac.jp/index.html分 科細 目研究内容と目指すもの金属材料は様々なところで使用されています。機械構造物は、まれに破壊事故を起こしますが、その大半は、「金属疲労」によるものです。もちろん、機械構造物は破壊しないように設計されていますが、特に金属疲労については、技術的な見逃しや材料毎にその挙動が異なるなど、未だに解明されていない点も数多くあります。我々は、様々な条件下で金属材料の疲労試験を行い、その挙動について明らかにしています。また、破断した試験片を電子顕微鏡などで観察することにより、破壊の要因を明らかにしています。1球状黒鉛鋳鉄の疲労強度に及ぼす欠陥寸法の影響最近の研究テーマ2業績・プロジェクト・産学連携等3“Relationship between Fatigue Limit and Defect Size in Spheroidal Graphite Cast Iron with Different Graphite Spheroidization Ratios and Microstructures” Material Transactions(2015) など 28件論 文平成8年日本材料試験技術協会賞 受賞、平成20年(公社)日本鋳造工学会 論文賞、平成21年(公社)日本鋳造工学会 日下賞受 賞平成21年4月~平成23年3月、経済産業省・地域イノベーション創出研究開発事業外部資金国内大手機械メーカーとの共同研究、国内めっき企業からの受託研究産学連携鋳造欠陥の一例と欠陥の模式図球状黒鉛鋳鉄は、機械構造物や自動車部品など、様々な箇所で使用されていますが、右の写真の様な凝固の際に生じる鋳造欠陥の影響は無視できません。我々は疲労試験を行うことにより、破壊起点となった試験片内に存在する欠陥寸法を測定し、疲労強度に及ぼす欠陥寸法の影響について研究しています。工 学金属疲労フラクトグラフィ研究者情報

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