東京都市大学 研究者一覧
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176 TCU Research Directory准教授 小林 志好機械工学 機械材料・材料力学所 属工学部 機械工学科所 属研究室材料力学研究室H P─分 科細 目研究内容と目指すもの実働荷重下にさらされている実構造物は、様々な要因で破壊あるいは変形する。構造物が破壊あるいは変形すると、構造物は機能を発揮できなくなり、時に人命を危険にさらすことがある。そのため、構造物の安全性を確保あるいは向上させる必要がある。この問題を解決するために、材料力学では破壊・変形機構、設計の基準となる材料強度や疲労強度を調べ、得られた結果から設計指針の改善方法や新素材の新たな利用方法を提案している。最近の研究は、簡便な疲労寿命予測方法の提案と航空機の機体構造の軽量化のために開発されたハニカムコアサンドイッチパネルの設計指針の提案である。また、過去には、光ファイバ、紙幣およびはんだの強度に関する研究を行っており、それぞれ通信ケーブルの接着強度の向上、ATMの利便性向上およびLSIの品質向上に寄与してきた。1簡便な変動荷重下の疲労寿命予測方法の提案最近の研究テーマ2業績・プロジェクト・産学連携等3・�Local compression fatigue property of roll core sandwich panel, Mechanical Engineering Journal, 日本機械学会,2015・�二層積層ロールコアサンドイッチパネルの落錘衝撃特性, 日本機械学会論文集A編, 日本機械学会,2013・�融着した光ファイバの強度低下に関する研究, 日本機械学会論文集A編, 日本機械学会, 2012・�ハニカムコアサンドイッチパネルの局部圧縮疲労特性に及ぼすセル壁厚さの影響, 日本機械学会論文集A編, 日本機械学会,2012・�ハニカムコアサンドイッチパネルの静的局部圧縮特性, 日本機械学会論文集A編, 日本機械学会, 2011論 文疲労破壊は、構造部材中に発生したき裂が進展し、構造物が荷重を支持できなくなったときに生じる。き裂の発生段階から進展段階へ移行する条件は、荷重条件に依存することが分かっているが、現在の変動荷重下の寿命予測方法ではこのことが考慮されていないために、荷重条件によっては予測寿命の精度に問題があることがある。本研究では、この問題を解決する方法を検討し、提案している。工 学疲 労破壊力学材料強度学信頼性・�ロールコアサンドイッチパネルの全面圧縮特性, 日本機械学会論文集A編, 日本機械学会, 2010・�二層積層ハニカムコアサンドイッチパネルの落錘衝撃特性, 日本機械学会論文集A編, 日本機械学会, 2009・�二層積層アルミハニカムサンドイッチパネルの曲げ特性に関する研究, 日本機械学会論文集A編, 日本機械学会, 2006・�ハニカムコアサンドイッチ曲面板の曲げ特性に関する研究, 日本機械学会論文集A編, 日本機械学会, 2003・�ハニカムコアサンドイッチパネルの衝撃特性に関する研究, 日本機械学会論文集A編, 2003・�ModeⅢ疲労き裂の進展挙動 -モード遷移条件-, 材料, 日本材料学会, 2001研究者情報

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