東京都市大学 研究者一覧
182/282

180 TCU Research Directory工 学材料強度残留応力X線・放射光・中性子回折講 師 熊谷 正芳機械工学 機械材料・材料力学所 属工学部 機械システム工学科所 属研究室強度設計システム研究室H Phttp://sdsl.mse.tcu.ac.jp/分 科細 目研究内容と目指すもの形ある機械・構造物を作り運用していくためには、用いられる材料の機械的性質の把握が必要不可欠です。ところで、材料の機械的性質といったマクロな現象はミクロ・ナノの現象の結果として生じます。しかし、マクロレベルとミクロ・ナノレベルの現象の間には大きなスケールギャップが存在し現象理解の妨げとなります。そこで、X 線や中性子の回折を利用したミクロ・ナノレベルの材料組織をマクロ領域での統計量として評価する研究に取り組んでおり、スケールギャップを解消した評価方法の構築やそれを利用した現象の理解を目指しています。1最近の研究テーマ2業績・プロジェクト・産学連携等3“Workhardening and the microstructural characteristics of shot- and laser-peened austenitic stainless steel”, Mater. Sci. Eng. A 608, 21(2014) など 11件(査読付論文、2015 年7月現在)論 文日本鉄鋼協会I型研究会「小型中性子源による鉄鋼組織解析法」 H26.3~H29.2プロジェクト参画第47回 X線材料強度に関するシンポジウム最優秀発表賞受 賞民間企業からの受託研究 など産学連携X線回折を用いた金属材料の微視組織と強度に関する研究ラインプロファイル解析(LPA)と呼ばれる回折X 線のプロファイル形状を解析する方法を用いて、ナノレベルの微視組織と金属材料の強度に関する研究を行っています。具体的にはピーニングと呼ばれる表面処理や塑性変形によるナノ・ミクロレベルの材料組織の変化を定量的に評価し、塑性変形メカニズム、加工硬化メカニズム、強度発現メカニズムなどの解明に取り組んでいます。研究者情報

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です