東京都市大学 研究者一覧
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194 TCU Research Directory教 授 藤本 滋機械工学 機械力学・制御所 属工学部 原子力安全工学科所 属研究室原子力耐震工学研究室H Phttp://www.nuc.tcu.ac.jp/sfujimoto/index.html分 科細 目研究内容と目指すもの原子力プラントの耐震設計は原子力プラント設計の中でも益々重要になって来ており、耐震安全性は全ての原子力技術者にとって共通の設計課題となっています。当研究室では、原子力プラントの地震時の揺れを低減する耐震・制振・免震技術に関する研究として制振・免震装置の開発、およびプラント設備や大型産業設備の耐震安全評価手法の開発を行っています。さらに、原子力プラントや一般構造物などで発生する振動を電気エネルギーに変換する高出力振動発電素子の開発や、これを用いたワイヤレスセンサーによる産業設備の故障診断モニタリングシステムの開発も行っています。1高減衰合金ばねを用いた3次元制振装置の研究最近の研究テーマ2業績・プロジェクト・産学連携等3和・英論文16件、国際会議21件、国内会議17件ほか論 文国内特許28件、外国特許10件特許(登録特許)JST「リスクマネジメント基盤技術としての地震リスク評価の信頼性向上に関する研究」(2012~2014)、文科省・原子力人材育成等推進事業2件(2015~2017)プロジェクト参画科研費(基盤研究(C))(2013~2015)外部資金原子力プラント内に複雑に引き回された配管の地震時の3次元的な揺れを低減する3次元制震装置の開発を行っています。この装置は錘と減衰装置とばねを兼ねる高減衰合金材から構成されています。 3次元曲がり配管と提案の制振装置を用いた振動実験により、配管の地震応答が大幅に低減されることを確認しました。工 学原子力耐震耐震工学制振・免震設計振動発電振動発電素子を用いたモニタリングシステムの研究構造物に発生する振動を利用した高出力振動発電素子を開発しています。この高出力発電素子を用いてセンサと送信回路を駆動させ、別の場所にセンサ情報を送るワイヤレスモニタリングシステムを開発し、温度データをオンラインで送受信できることを確認しました。(社)日本機械学会 奨励賞(1983)受 賞産業技術総合研究所との共同研究産学連携研究者情報

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