東京都市大学 研究者一覧
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264 TCU Research Directory准教授 松浦 治明総合工学 原子力学所 属工学部 原子力安全工学科所 属研究室放射線応用工学研究室H P─分 科細 目研究内容と目指すもの高温溶融塩のメリットを最大限活用した化学分離や材料合成プロセス実現を目指し、溶融塩そのものの構造や物性評価の基礎的な研究から、電解効率や材料腐蝕評価のような応用研究も行っている。基本的なスタンスは、巨視的な物理化学的現象を、微視的な観点より解明してプロセスデザインにフィードバックする手法をとっており、そのために、国内外にある放射光や放射性物質取扱施設を相補的に活用して研究を進める。現在、燃料デブリ処理・処分法の開発、高レベル放射性廃棄物減量・減容化研究、次世代再処理・炉概念構築のための基礎研究等を行っている。1フッ化物添加浴の研究最近の研究テーマ2業績・プロジェクト・産学連携等3H. Matsuura et al, Prog. Nucl. Ener. 53, 930-934(2011)など 74件論 文『水素吸蔵合金のリサイクル方法』、特開2002-198104、発明者:藤田、松浦、沼田特 許METI『模擬ガラス固化体の高温XAFS測定研究(平成27年~)(JAEA再委託)』プロジェクト参画基盤研究(C)一般『溶融フッ化物を用いた燃料デブリ混合物の処理(平成27年~)』外部資金溶融塩化物にフッ化物が添加されると還元電位の偏倚が起こることが知られているが、その現象を微視的に説明するために、放射光施設を利用して高温状態における広域X線微細構造を測定した。右図に示すように、Cl-のF-への過渡的な置き換えが電位の偏倚と何らかの相関性のありそうなことを見出した。工 学溶融塩化学核燃料サイクル工学電気化学日本原子力学会賞論文賞(平成11年)受 賞JAEAとの共同研究『MA回収用吸着材の最適化に関する研究(平成26年~)』ほか産学連携研究者情報

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