東京都市大学 研究者一覧
62/282

60 TCU Research Directory教 授 伊坪 徳宏環境解析学 環境影響評価所 属環境学部 環境マネジメント学科所 属研究室環境経営分野 伊坪研究室(ライフサイクル環境評価)H Phttp://www.yc.tcu.ac.jp/~itsubo-lab/分 科細 目研究内容と目指すものライフサイクル(資源採掘から原材料、生産、使用、輸送、リサイクル、廃棄まで)の視点から環境影響を評価するための手法やデータベースを開発する。環境影響の評価開発では、(1)自然科学の知見をもとに気候変動、水、生物多様性などを対象とした被害量評価、(2)社会科学の分析を駆使して、複数の環境影響を統合化するための手法開発を行う。データベースの開発では、産業連関表や各種統計を用いて、国内外のウォーターフットプリント、カーボンフットプリント用データセットを開発し、産業界と連携した事例研究を進めて、CSR経営の円滑な推進を支援する。1グローバルサプライチェーンを網羅した影響評価手法(LIME3)の開発最近の研究テーマ2業績・プロジェクト・産学連携等3Itsubo etal. (2015) Development of weighting factors for G20 countries – explore the difference in environmental awareness between developed and emerging countries, Int J LCA など 73件(和50、英23)論 文日本LCA学会功績賞、日本LCA学会論文賞受 賞JST『科学技術イノベーション政策のための科学(平成26年~平成29年)』、環境省『環境研究総合推進員(気候変動の緩和策と適応策の統合的戦略研究[S-14])(平成27年度〜平成31年度)』プロジェクト参画東芝、富士通、ユニ・チャームとの共同研究、富士通、三井化学、パナソニック社の受託研究など産学連携従来の影響評価手法は国や地域を限定した評価が多かった。本研究では、世界各国の環境条件を反映した影響評価手法(LIME3)を開発した(内閣府最先端次世代研究支援事業)。193か国の被害係数、G20の環境意識を考慮した統合化係数を算定し、グローバルサプライチェーンを適切に考慮した評価基盤が構築された。環 境 学ライフサイクルアセスメント環境評価環境ホットスポット分析手法の開発LCAによる知見に基づくグリーン購入を支援するための手法(環境ホットスポット分析)を開発するとともに、100製品を対象とした分析を行う。得られた結果はエコマークをはじめとした環境ラベルの認定基準の設定に活用される。研究者情報

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です