東京都市大学 研究者一覧
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TCU Research Directory 65 教 授 中原 秀樹環境創成学 環境政策・環境社会システム所 属環境学部環境マネジメント学科所 属研究室中原研究室(サステイナブル・コンサンプション:持続可能な消費)H Phttp://www.yc.tcu.ac.jp/~nakahara_ken/07nken/Nken.html分 科細 目研究内容と目指すものこのまま持続不可能な消費と続けると私達の地球は破滅するしかありません。中原秀樹研究室ではその解決策を考え、環境マネジメントシステム・社会的責任報告書の社会的受容性・ライフスタイルの変更等の政策や企業の環境対応への提案内容を考えます。事例研究では海外文献研究のほか、地域における環境教育を通じて実践的な教育研究を行っています。専門は消費者市民教育、持続可能な消費ですが、最近は国立競技場建設問題で大騒ぎしている東京オリンピック・パラリンピックを透明性のある、差別のないエシカルなオリンピックにするための活動も行っています。1最近の研究テーマ2業績・プロジェクト・産学連携等3*グリーンウォッシュ(greenwash):「green(環境に配慮した)」と「whitewash(ごまかし)」を合わせた造語で、うわべだけの環境イメージや紛らわしい表現で生活者を誤解させるおそれのある広告コミュニケーションや企業活動のこと。つまりグリーンウォッシュ(greenwash)とは、一見、環境に良いことをしているように見せかけながら、実際には環境に悪い影響を与えている企業の行動やその企業を示す言葉です。端的に言うならば「虚偽表示」「誇大広告」「うそつき表示」ということになります。*紛争鉱物(conflict mineral): 携帯電話普及率は、120%を超えた。しかし、その部品製造の元となる鉱物を採掘する過程でこれまで 550万人が虐殺されており、環境・人権問題が起きていることはあまり知られていません。武装グループはこの鉱物取引で、巨額の資金を調達している。私たちの無関心や不注意が原因で、暴力を助長させているのです。*透明性とトレーサビリティ:グリーンウォッシュも紛争鉱物も基本は情報が消費者に正しく開示されていれば、起きるはずのない問題です。どんなに隠しても悪事はすぐばれます。環 境 学持続可能な消費持続可能なライフスタイル消費者市民教育消費者政策環境経営環境マネジメントシステム中原秀樹(2015)「持続可能な消費」鷲田豊明・青柳みどり編『環境を担う人と組織』岩波書店(pp77-100)、中原秀樹(2014)「エシカルウォッシュとは何か?」山本良一編『実践低炭素革命』生産性出版pp203-209、中原秀樹(2013)「持続可能調達イニシアチブ」山本良一・高岡美佳編『宇宙船地球号のグランドデザイン』生産性出版(pp.142-147)、中原秀樹(2012)「持続可能な消費と倫理的購入」中原秀樹・山本良一編著『エシカル購入』環境新聞社、pp.20-27,pp.194-196著 書産業構造審議会専門員、中央教育審議会専門委員、横浜市地球温暖化対策地域協議会会長、世田谷区環境審議会会長、国際グリーン購入ネットワーク会長、環境経営学会会長、国連環境計画(UNEP)持続可能イニシアチブアドバイザー社会貢献東芝S&S社「CSR報告書共同制作」(研究主査)、アサヒビール学術振興財団「2020年東京オリンピック・パラリンピックをエシカル・オリンピックにするための諸方策に関する研究」(研究主査)外部資金日本消費者教育研究学会奨励賞(日本消費者教育学会1997)、TOWER PERSON AWARD FOR CONSUMER EDUCATORS INTERNATIONAL 2007(CCN2007)受賞歴研究者情報

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