東京都市大学 研究者一覧
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68 TCU Research Directory講 師 関 博紀デザイン学 デザイン学所 属メディア情報学部 社会メディア学科所 属研究室関[博]研究室(デザイン生態学)H P─分 科細 目研究内容と目指すもの「つくること」と「つかうこと」の可能性を認知科学とデザインの知識を使って探ります。情報技術の発達は、これら2つのあり方を大きく変えました。50年後、100年後には、もっと変わっているでしょう。そこでは何が生み出され、私たちの経験はどのようになっているでしょうか?つくることの高揚感や、つかうことの喜び、自然や人工といった概念も変わっているでしょうか?こうした問いを理論と実践の両面から考えます。1設計プロセスからみた建築の創造性に関する研究最近の研究テーマ2業績・プロジェクト・産学連携等3「建物の発達——操作の重なり合いに着目した建築設計過程の記述」認知科学, Vol.20, No.2, 204-223(2013)「名無しの環境——生態学的資源利用としてみる建築環境の改変行為」質的心理学研究, 第11号, 176-188(2012)「わたしたちは都市とどのように出会うのか?――生態学的アプローチと都市の経験」都市計画, 285号, Vol.59, No.3, pp.40-43 日本都市計画学会(2010) など 10件論 文「学術映像博2009・学術映像コンペティション」入選(京都大学総合博物館主催)受 賞「つくる」と「つかう」を超えて 「技術——身体を取り囲む人工環境」(『知の生態学的転回』第2巻)第3章(pp.81-105), 村田純一(編),東京大学出版会(2013)建築のオントロジー・建築家の視線の先にあるもの 「環境のオントロジー」第4章(pp.93-124), 河野哲也・染谷昌義・齋藤暢人(編), 春秋社(2008)『動くあかちゃん事典』をつかう 「アフォーダンスの視点から乳幼児の育ちを考察」第1部第2章(pp.20-43), 佐々木正人(編著), 小学館(2008)著 書実際の建築設計過程を観察し、建築家の創造の源を探った。その結果、設計の最終案には、それ以前の案と同じ条件下で行われているにもかかわらず、それらにはない単純さが備わっていることがわかった。この結果を、意匠論と認知論から考察し、建築の創造性が公共的に理解できるものであることを指摘した。複合領域建築設計日常生活を支える環境構造自然と人工建築の設計を支える複雑さと単純さ(関, 2013)平成26−27年度 科研費・若手(B)「建築家の創造性にマクロな水準で関与している外的制約の実験的解明(課題番号26870122)」平成23年度 財団法人大林財団・国際交流助成外部資金研究者情報

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