東京都市大学 研究者一覧
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TCU Research Directory 69 教 授 渡辺 誠デザイン学 デザイン学所 属都市生活学部 都市生活学科所 属研究室空間生成研究室H Phttp://www.makoto-architect.com分 科細 目研究内容と目指すもの1:建築・都市・設計一般領域で、いまより「よい」状態を達成するための、「方法」の探索。2:�および、そのような「状態」を実現する、「設計」の具体的な実行。1は方法論=ロジックの探求であり、2は、そのロジックに直感=イメージを重ねて、実世界に投影すること、である。1自然のしくみから学ぶ、「アルゴリズミック・デザイン」の研究最近の研究テーマ2業績・プロジェクト・産学連携等3「誘導都市:PatternoLogic City」2014年 日本建築学会大会学術講演(梗概集 DVD/連名)「コンピュータプログラム・ジェネレイテッド・デザイン」2000年 日本建築学会大会学術講演(梗概集 11036/連名)他多数論 文日本建築学会賞(作品賞)、JIA(日本建築家協会)新人賞、公共建築賞特別賞、他多数受 賞未踏ソフトウェア創造事業 、他多数外部資金大江戸線飯田橋駅、九州新幹線新水俣駅、RIBBONs/野外劇場(台湾)、他多数設計作品よりよい「状態」を達成している例として、身の回りの「自然」がある。わたしたちの体や森の樹々は、環境条件とその変化に対応して、代謝や成長、免疫反応等、極めて巧みな働きをする。それに比べれば、都市や建築や車や道具は遥かに単能で、とてもかなわない。ではそうした自然や生物の仕組みを、すぐ人工物に取り入れられるかといえば、話しはそう簡単ではない。生物の働きを実現する仕組みは、数万年から数億年という長い進化の過程で得られている。一生が100年足らずの我々には、そうした仕組みを使うことは難しい。ではその願いは無理なこと? いやそうではない、私達には、生物の進化過程が持ち得ない特質がある。それが、思考と、イメージだ。考えることと、思い描くこと。そこから、新しい方法が生まれるはず。「アルゴリズミック・デザイン」は、自然から学び、考え、そして思うことを、人工物の「生成」に使える「方法」にしようとしている。複合領域誘導都市コンピュータプログラム設計方法「アルゴリズミック・デザイン実行系」(日本)、「MAKOTO SEI WATANABE」(伊)、他多数著 書研究者情報

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