東京都市大学 研究者一覧
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TCU Research Directory 83 准教授 伊藤 和也社会・安全システム科学 自然災害科学・防災学所 属工学部 都市工学科所 属研究室地盤環境工学研究室H P─分 科細 目研究内容と目指すもの(1)災害防止技術・地盤調査法に関する研究�近年の集中豪雨による土砂災害や今後想定される巨大地震等による地震災害に関して、地盤工学分野からアプローチする災害防止技術は多岐にわたる。本研究では、斜面崩壊防止対策、液状化防止対策、各種基礎構造物の地震時挙動に関する研究を実施している。(2)地盤工学に関係する社会システム・リスクマネジメントに関する研究�土木分野にて得られた知見は、社会に情報発信し、法整備などの社会システムに取り入れることで広く普及する。本研究は、地盤リスクを社会・経済に取り込む手法の開発を実施している。1杭基礎形式落石防止壁の耐衝撃挙動に関する研究最近の研究テーマ2業績・プロジェクト・産学連携等3「建設業における斜面工事中の墜落による労働災害の調査・分析と墜落災害防止対策の検討」土木学会論文集F6(安全問題)(2015)、「施工中の斜面崩壊による労働災害防止のためのモニタリングに関する実地観測-高知県早明浦地区小北川復旧治山工事での観測事例-」地盤工学ジャーナル(2013) など 47件論 文斜面保護擁壁の施工及び擁壁築造ユニット、斜面保護擁壁の施工方法特 許The Best Paper Award for the year of 2002(the Schofield Award), the International Journal of Physical Modelling in Geotechnics 他受 賞科研費、厚生労働省科学研究費補助金 他外部資金実大規模衝突実験の様子落石対策には重力式擁壁が用いられることが一般的であるが、基礎の掘削や斜面裾部に設置するため斜面崩壊の危険を伴う。しかし、杭基礎に落石が衝突した際の挙動は明らかになっていない。そこで、本研究では、杭基礎への落石が衝突した際の挙動を解明し、杭基礎形式による落石防止壁の研究・開発を行っている。具体的には、遠心模型実験や実大規模での杭基礎衝突実験等を行い、現象の解明を行っている。複合領域地盤工学斜面工学環境振動地震工学遠心模型実験リスクマネジメント研究者情報

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