TCU Research Directory 2023
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櫻サクライ井 俊トシアキ彰准教授130 TCU Research Directory 2023乗用車車体の荷重伝達に関する2次元散布図と包絡線荷重伝達 / 車体構造 / 衝突安全性 / 乗員傷害研究テーマキーワード理工学部 機械工学科機械力学研究室研究室HP研究者情報最近の研究テーマ構造内部の荷重伝達を知り、高剛性化を果たした理由を明示するために、荷重伝達Ustar(U*、ユースター)による検討が行われています。ここでは車体内部の荷重伝達の理解に基づく検討として車体全体の適否を一言で示すことを検討しました。局所的検討から全体的傾向を把握し、さらには車体全体を一つの指標で示す手法の検討を行いました。車両の部品単位で評価可能な力の伝達経路の可視化を進めています。研究内容と目指すもの交通事故のうち自動車事故の件数は最も多く、より安全で快適な社会の実現のためには死傷者の低減が重要となります。近年、高齢者社会および省エネ社会への対応として、車体構造の大幅な軽量化や超小型モビリティと呼ばれる新しい車両が開発されており効率的な衝突安全性の確保が必要となります。乗員傷害について縮尺模型実験およびシミュレーションの両面から検討を行い再現性の高い安全機構の検討を進めます。車体構造の力の伝達を定量的に評価する手法を用いた、安全な車体構造の開発を目指して高い衝突安全性の達成を目指しています。技術の特徴乗員傷害について縮尺模型実験およびシミュレーションの両面から検討を行い再現性の高い安全機構の検討を進めます。車体構造の力の伝達を定量的に評価する手法を用いた、安全な車体構造の開発を目指して高い衝突安全性の達成を目指しています。技術の用途近年、高齢者社会および省エネ社会への対応として、車体構造の大幅な軽量化や超小型モビリティと呼ばれる新しい車両が開発されており効率的な衝突安全性の確保が必要となります。これから実用化される車両の安全性について検討を行います。企業等との連携可能テーマ• 曲げ負荷や衝突荷重が加わったときの車体構造の荷重伝達の把握および構造改善の検討• 縮尺模型およびシミュレーションを用いた衝突時の乗員傷害に関する検討• 衝突シミュレーションを用いた車体変形の抑制および乗員傷害の低減に関する検討知的財産権・関連論文情報・著書• 特許権、特許第4310501号、荷重伝達経路法に基づく数値構造解析装置• 特許権、特許第4572310号、構造解析数値計算装置• 特許権、特許第5698047号、荷重伝達経路探索装置

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