TCU Research Directory 2023
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小オミ見 康ヤスオ夫教授TCU Research Directory 2023 153①BIMによる建築構法の再現/②持続可能な住環境のための構工法建築構法 / 建築生産 / 建築再生研究テーマキーワード建築都市デザイン学部 建築学科建築生産・材料 小見研究室研究室HP研究者情報② 木造(在来軸組工法やツーバイフォー工法)の大型パネル等による工業化・合理化にむけた技術の分析・検証を行います。③ 各種建物のデジタルツインを用いた新しい利用手法や維持管理、防災への応用について研究します。 など最近の研究テーマ① 既に失われてしまった貴重な近現代の建築作品について資料を収集・分析・補完し、BIM(Building Information Modeling)で再現することで、視覚的のみならず、構法的・技術的な視点からそれらを再評価します。研究内容と目指すもの人口減少時代となった今日、これまでに大量につくられた建物を知恵を絞って今後も長く使い続けることや、建物や都市のダウンサイジングの手法等が求められています。また、既に失われてしまった貴重な建築を何らかの形で残していくことも重要で、それらを主に建築構法や建築生産の視点から研究し外部資金• 基盤研究(C)「デジタルツインによる既存マンションの維持管理システム構築に関する実践的研究(2022.4-2025.3)」「国の文化財に指定されない全国社殿の寿命推定と維持保全手法に関する研究(2018.4-2021.3)」「SI方式による転用可能なコア・ユニットをもつ仮設住宅システムの開発研究」(2014.4-2016.3)ほか科研費6件ています。さらに近年多発する自然災害に対して、工業化構法やITCを利用した各種ソリューションの開発研究にも取り組んでいます。具体的には、実際の建物を仮想空間内にデジタルツインとして再構成し、これを使って防災や維持管理等に利用する手法の研究を行っています。• (財)トステム建材産業振興財団「スペース・ファニチャーによる住宅改変手法の開発研究」(2008.4-2010.3)ほか(科研費以外の)外部資金4件技術の特徴今日では、ストック建物を今後も長く使い続けることや、建物や都市のダウンサイジング手法等が求められています。また、既に失われてしまった貴重な建築を何らかの形で残していくことも重要で、それらを主に建築構法や建築生産の視点から研究しています。技術の用途• 既に失われてしまった建築作品の資料を収集・分析・補完し、BIMで再現し、視覚的のみならず技術的に再評価すること• 建築生産人口減少や働き方改革等による人手不足、今後の国産木材利用拡大を見据え、汎用性のある木造建築の合理化工法を開発・分析・評価すること企業等との連携可能テーマ• BIMによる仮想的な建築の再生・復元• 木造大型パネル工法の開発・合理化• デジタルツインによる建物運用・維持管理知的財産権・関連論文情報・著書• 「広瀬鎌二のスペースユニット住宅の構法分析とBIMモデルによる再現」日本建築学会計画系論文集Vol.85,770号, 2020.04• 「広瀬鎌二のSHシリーズにおける三鉸接ラーメン架構の成立過程とその展開」日本建築学会計画系論文集Vol.85,776号, 2020.10  ほか

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