TCU Research Directory 2023
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福フクシマ島 加カツヤ津也教授日本の歴史と現代の建築をつなげる建築デザイン / 建築構造学 / 建築考古学 / 伝統的建築物TCU Research Directory 2023 161研究テーマキーワード建築都市デザイン学部 建築学科福島加津也研究室研究室HP研究者情報最近の研究テーマ現代の日本社会は、成長期から成熟期への転換点にあります。このような変化に対応するには、歴史を学び現代とつなげて考えることが大切です。そのために、本研究室は2つの学問領域を提案します。● 建築構造学:建築の背後にある考え方の構造を見出す。● 建築考古学:歴史の断片から現代の建築を再構築する。最近では、日本の伝統的建築物の木造技術を調査し、現代の建築に活用するプロジェクトを進めています。研究内容と目指すもの研究内容は、現代の建築デザインとその根底にある建築理論です。そして、そこから生み出された建築のかたちと考えを、図式や言葉にして教育に活かします。手でつくることと言葉で考えることの両方から研究しようとする姿勢は、本学科の創設者である建築家の蔵田周忠から続く伝統でもあります。本研外部資金• 公益財団法人松井角平記念財団 2022年度研究助成 「社建築の架構による空間演出の研究」• 公益財団法人窓研究所 2022年度研究助成 「建築の”擬”術-日本の古建築における構造と化粧のズレと現代的な建築デザインへの応用」• 公益財団法人前田記念工学振興財団 2022年度研究助成 「日本建築の”擬”術-中世和様仏堂における構造と化粧のズレと現代的な建築デザインへの応用」究室の指導教員は現役の建築家でもあり、実際の建築の設計を研究室で行なうことも想定しています。既存の大学の枠を横断するような活動から、新しい建築デザインと建築教育を目指します。• 公益財団法人ユニオン造形文化財団 2021年度調査研究助成 「ミッドセンチュリーの新素材が描いた建築の未来像の再発見 」• 公益財団法人ユニオン造形文化財団 2018年度調査研究助成 「失われた西洋近代の木造建築の再発見」• 一般財団法人住総研 2018年度研究・実践助成 「日本の住空間における儀式性の研究」技術の特徴研究内容は、現代の建築デザインとその根底にある建築理論です。本研究室の指導教員は現役の建築家でもあり、実際の建築の設計を研究室で行なうことも想定しています。既存の大学の枠を横断するような活動から、新しい建築デザインと建築教育を目指します。技術の用途建築構造学(建築の背後にある考え方の構造を見出す)と、建築考古学(歴史の断片から現代の建築を再構築する)という2つの学問領域を提案します。最近では、日本の伝統的建築物の木造技術を調査し、現代の建築に活用するプロジェクトを進めています。企業等との連携可能テーマ• 建築全般(公共建築から住宅まで)の企画から、デザイン・設計や運営の計画• 伝統的建築物や歴史的集落の調査と、保存や活用の提案• 建築物の木材活用におけるデザインや構造の検討知的財産権・関連論文情報・著書• Ex-dreams もうひとつのミッドセンチュリーアーキテクチャ 2023年3月 ガデン出版• ホルツ・バウ 近代初期ドイツ木造建築 2020年5月 ガデン出版• 日本の住空間における儀式性 住総研研究論文集・実践研究報告書2019(NO.46)2020年3月• 今和次郎「日本の民家」再訪 2012年3月 平凡社

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