TCU Research Directory 2023
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五ゴソウ艘 隆タカシ志准教授TCU Research Directory 2023 167労働環境・生産性管理データ収集・分析システムの開発建設産業 / 生産性 / 災害マネジメント / 公共調達研究テーマキーワード建築都市デザイン学部 都市工学科計画マネジメント研究室研究者情報最近の研究テーマ建設現場の作業員及び機材類の労働(作業)環境や生産性データを自動的に取得するため、センサー(加速度、温湿度、GPS、Beacon)による継続的なデータ取得をおこなっています。これに基づいて機械学習を用いた作業動向の自動判別やリアルタイムの安全管理を行うシステムの構築と実装を目指しており、建設会社やICT関係企業と共同研究を行っています。研究内容と目指すもの社会基盤整備プロジェクトのマネジメントはヒト(ステークホルダー、労働力、組織など)・モノ(資機材)・カネ(公会計、出融資など)・情報といったリソースの最適配分が必須であり、この配分を現実に動かすための適切なシステムが必要です。社会資本整備におけるシステムとしては執行形態(設計施工分離、外部資金• 基盤研究(C)代表「代表機械学習を用いた建設現場の労働環境・生産性データ収集分析システム構築」(R03-R05)• 基盤研究(A)分担「建設技術者の生きがいの向上方策」(H28-H30)• 四国クリエイト協会公益事業助成 代表「高知県香南市における災害マネジメントシステム構築」(H25)設計施工一括、PFI/PPP 等)、入札・契約・監理・検査・検収・支払システム、コスト/時間/品質管理システムなど多くのものがあり、これらに関する研究を行っています。これらの研究のほとんどは具体的フィールドを持つ産官との共同研究として実施しています。• 挑戦的萌芽 分担「高知県建設技術者協会による土木工事積算基準の創成」(H25)• 若手(B)代表「先端情報技術を活用した生産性管理データ収集、分析システムの構築」(H21-H22)技術の特徴ヘルメットに装着するセンサーの開発と、データ取得を継続的に行っています。作業動向の自動判別やリアルタイムの安全管理を行うシステムの構築を目指すものであり、既にプロトタイプはできていますが、アルゴリズム改良と実装段階の研究を行っています。技術の用途建設現場の作業員と機材類の労働環境や生産性データを自動的に取得します。得られたデータを分析して作業における待ち時間や無駄な動線等の検出が可能であり、これによる生産性の向上を実現します。併せて、気温や機器近接による事故防止も可能とし、安全性向上も向上します。企業等との連携可能テーマ• 公共調達制度とその運用について• 基礎自治体における災害対応、建設業BCPなど• 建設プロジェクトの契約管理におけるコスト・スケジュール分析について知的財産権・関連論文情報・著書• 五艘ら、建設現場におけるZigBeeと加速度センサーの活用による生産性管理データの収集・分析システム、月刊自動認識、Vol.28, No.2, pp.25-30, 2015• 五艘ら、建設現場における先端情報技術を活用した生産性管理データ収集・分析システムの構築に関する研究、土木学会論文集F4,Vol.66 No.1, pp.317-328, 2010.12

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