TCU Research Directory 2023
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関セキヤ屋 英ヒデヒコ彦准教授170 TCU Research Directory 2023センサ技術を活用したインフラモニタリング橋梁工学 / 構造工学 / 維持管理工学研究テーマキーワード建築都市デザイン学部 都市工学科災害軽減研究室研究室HP研究者情報• 若手研究(B)「MEMSセンサを用いた鋼橋の疲労損傷メカニズム同定システムの構築」(H29.4~H31.3)最近の研究テーマセンサ技術を活用することによって、従来の技術では計測が困難であったインフラの変位計測に取り組んでいます。インフラの変位計測を行うことによって、その健全度を定量的に評価することが可能となります。さらに、計測した変位応答を活用することにより、外力の大きさの推定や、外力によるインフラ構造物の変形を可視化することが可能となります。インフラ構造物の変位計測以外に、赤外線センサ・光ファイバ等の多様なセンシング技術を活用したインフラモニタリング技術の開発に取り組んでいます。研究内容と目指すもの橋梁やトンネルといった交通インフラは、我が国の社会活動を支える重要な社会基盤です。したがって、この交通インフラを安全に供用できる状態に維持することは重要となります。しかしながら、我が国の多くの橋梁は供用年数50年を越え始めており、疲労損傷や腐食損傷といった損傷が生じ始めています。そこ外部資金• (一財)国土技術研究センター「MEMSセンサを活用した鋼道路橋の疲労環境評価に関する研究(第17013号)」(H30.2~H31.3)で、最新のセンシング技術を活用することによって、インフラの健全度を簡易・高精度・定量的に評価することを目的とした研究に取り組んでいます。本研究を進めることによって、インフラを長期的に安心して使用できる世の中を目指します。• (一財)国土技術研究センター「MEMSセンサを活用した鋼道路橋の疲労環境評価に関する研究(第16012号)」(H29.2~H30.3)技術の特徴従来の接触式変位計等の計測技術では、インフラ構造物の変位応答の計測は困難です。本技術では、小型かつ設置が簡易な加速度センサを活用し、さらに積分手法を工夫することによって、外力に対する変位応答を簡易に計測することができます。技術の用途インフラの変位計測を行うことによって、その健全度を定量的に評価することが可能となります。さらに、計測した変位応答を活用することにより、外力の大きさの推定や、外力によるインフラ構造物の変形を可視化することが可能となります。企業等との連携可能テーマ• センサ技術を活用したインフラ構造物の健全度評価• センサ技術を活用した外力情報の検知• インフラ構造物の振動計測• インフラ構造物の補修・補強知的財産権・関連論文情報・著書• 関屋英彦ら;MEMSセンサを用いた二箇所同時変位計測に基づく支承部の健全度評価の試み, 応用力学論文集, 2018• Sekiya et al;.Simplified Portable Bridge Weigh-in-Motion System Using Accelerometers, 2017• Sekiya et al;.Visualization system for bridge deformations under live load based on multipoint simultaneous measurements of displacement and rotational response using MEMS sensors, 2017

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